WRCフィンランドでWRC2優勝のテーム・スニネン、フル参戦復帰を目指す – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCフィンランドでWRC2優勝のテーム・スニネン、フル参戦復帰を目指す

©Jaanus Ree/Red Bull Content Pool

Mスポーツ・フォード離脱後、フォルクスワーゲン・ポロGTI R5で参戦したWRCフィンランドでWRC2優勝を飾ったテーム・スニネンは、この勝利が来季のフル参戦プログラム獲得につながることを期待している。スニネンがWRCの母国ラリーにフォード・フィエスタ以外のマシンで参戦したのは、2016年以来。今週開催される第11戦ラリースペインには、ヒュンダイi20 Nラリー2で参戦する。

「WRCフィンランドの結果が、何かにつながることを期待している」とスニネン。
「いいプログラムを獲得したい。WRC2でもWRCでも気にしない。自分のターゲットは、多くのラリーに参戦して、テストでたくさんの距離を走ることだからね。より速くいいドライバーになる唯一の方法だ。最終的なゴールは、ここ数年のうちにWRCに参戦して世界タイトル争いのための環境を整えること」

スニネンは、フィエスタからポロへのスイッチは簡単ではなかったとも語った。
「まったく違うマシンだったから、かなりチャレンジングに感じた時もあった。タイミング的にも難しかった。でも、マシンはとてもドライブしやすく、大きな変更は何も行わずにファインチューニングを行っただけだった。あの週末の間、あのマシンからたくさんのことを学んだし、変更しなくてはならなかったのはささいな部分。それでも、速さを上げることができた」

スニネンは、スペインではヒュンダイ・モータースポーツからの参戦で、ヤリ・フッツネンがチームメイトとなる。スニネンにとってMスポーツ・フォードからの最後の参戦となったWRCベルギーはフォード・フィエスタ・ラリー2 MkIIで参戦しており、直近3戦をいずれも異なるラリー2マシンで参戦することになる。

「違うマシンに乗ってどこが長所かを理解するのは、いい経験になる。どのマシンにだってポジティブな面もあれば、ネガティブな面もあるが、最終的にセッティングを決めることができれば、どんなマシンでも速いパッケージになれるだろうからね。スペインは、自分のお気に入りのラリーのひとつ。同時に、ロングコーナーが多いので、新しいマシンのバランスを感じとれる最適なイベントでもある」



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