WRCベルギー:WRC3はヨアン・ロッセルがトップフィニッシュ、選手権リードを拡大 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCベルギー:WRC3はヨアン・ロッセルがトップフィニッシュ、選手権リードを拡大

©Jaanus Ree/Red Bull Content Pool

WRC第8戦イープル・ラリーベルギー(ターマック)、WRC3部門は並み居る地元強豪勢を抑えてフランスのヨアン・ロッセル(シトロエンC3ラリー2)が勝利を収めた。

ロッセルは金曜日の序盤から、イープルでの優勝経験者やベルギーの国内選手権強豪を退けて部門首位につけた。しかし、山場となった土曜日ではベルギー新進気鋭の若手、26歳のセバスチャン・ベドレ(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo)が一気に巻き返しを図り、ロッセルをかわして首位に浮上。この日を終えて、両者の差はわずか0.9秒だった。これで最終日はスリリングな展開となるとみられていたが、この日最初のステージでベドレがトランスミッションのトラブルに見舞われ、前輪駆動のみでの走行を強いられてしまった。

これで首位の座を奪還したロッセルは、残る3SSでリードを一気に広げ、最終的にベドレに51秒差をつけて今季3勝目をマーク。選手権リードも45ポイントに広げた。さらに総合順位でも7位に食い込み、サポートカテゴリー勢最上位でのフィニッシュを果たした。

「この結果と、チーム全体の働きにはこれ以上ないほどハッピーだし、最高の気分」とロッセル。
「週末を通して、セッティングにはほとんど手をつけなかったが、どの局面でもうまくいった。みんなの努力が報われたことを示すこの勝利に、とても感動している」

2位には地元ベルギーのピーター・ヤン・ミシェル・クラコー(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo)が入った。クラコーは、ベルギーでのWRCを楽しみにしながら昨年逝去したラリーファンの父、フィリップ氏にこのリザルトを捧げた。

Jaanus Ree/Red Bull Content Pool

クラコーに25.2秒差の3位に入ったのは、バンサン・ベルシューレン(フォルクスワーゲン・ポロGTI R5)で、終盤苦戦を強いられたベドレをかわしてポディウム圏内でフィニッシュ。そのベドレは、ベルシューレンに1分15.4秒差の4位に終わった。

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モータースポーツ・アイルランド・ラリーアカデミーの若手、ジョシュ・マクリーン(ヒュンダイi20 R5)は、ベドレにわずか5.1秒遅れでトップ5でフィニッシュ。マクリーンに21.7秒差でベルン・カイザー(フィエスタ・ラリー2)が続いた。

WRCベルギー WRC3部門最終結果
1 Y.ロッセル(シトロエンC3 ラリー2) 2:42:39.1
2 P.クラコー(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +51.0
3 V.ベルシューレン(フォルクスワーゲン・ポロGTI R5) +1:16.2
4 S.ベドレ(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +2:31.6
5 J.マクリーン(ヒュンダイi20 R5) +2:36.7
6 B.カイザー(フォード・フィエスタ・ラリー2 MkII) +2:58.4
7 G.デ・メビウス(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +3:30.3
8 C.デ・チェッコ(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +3:52.0



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