Mスポーツ・フォード、プーマ・ラリー1でグッドウッドのファンを魅了 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

Mスポーツ・フォード、プーマ・ラリー1でグッドウッドのファンを魅了

©WRC PROMOTER

Mスポーツ・フォードは、2022年からWRCに導入されるハイブリッド規定マシンラリー1のプロトタイプ、フォード・プーマ・ラリー1のプロトタイプマシンの走行を、7月8〜11日に英国で開催されたグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで初披露した。

イベントでは、アンベールでその姿が明らかになった後、チームからWRCに参戦するアドリアン・フルモーと、テストドライバーを務めているマシュー・ウィルソンが、グッドウッド名物の舗装ヒルクライムコースで走行を披露した。

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このプーマ・ラリー1は、現行型の1.6リッターターボエンジンと、100kWの電気モーターと3.9kWhのバッテリーをシームレスに組み合わせた次世代ハイブリッド・パワートレインを搭載。2022年WRC開幕戦ラリーモンテカルロで実戦デビューを迎える。

マシンに搭載されるバッテリーは、ブレーキからエネルギーを回収しパフォーマンスを押し上げるほか、サービスパークに設置される持続可能なプラグイン充電ステーションでエネルギーを回復させる。

4日間に渡って行われたイベントでは、ヒルクライムコースを駆け上がっていくフルモーとウィルソンの走りを、何万人ものファンが観戦。プーマ・ラリー1は今後、モンテカルロに向けてさらに多くの開発を行われることになるが、そのテイストをファンにチラ見せした形だ。

この歴史的な瞬間には、米国からフォード・モーター社のCEO、ジム・ファーリー(写真)も立ち合ったほか、MスポーツのマネージングディレクターでMスポーツ・フォード・ワールドラリーチーム代表のリチャード・ミルナーも、誕生したばかりのマシンの様子を見守った。

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ハイブリッドとなるWRCには、Mスポーツ・フォードのほか、トヨタ、ヒュンダイも2022〜2024年の参戦を確約したことが発表されている。



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