マックス・マクレー、初参戦のオーストラリア選手権で部門2位 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

マックス・マクレー、初参戦のオーストラリア選手権で部門2位

©Matt Jelonek

5月22〜23日、オーストラリアのクイーンズランド、ギンピーを拠点に開催されたオーストラリアラリー選手権(ARC)第2戦ラリークイーンズランドでは、2WD部門とジュニア部門にマックス・マクレーが参戦。初めて挑んだ国内選手権イベントで両部門とも2位フィニッシュを果たした。

アリスター・マクレーを父、故コリン・マクレーを叔父に持つマックスは、現在16歳。Mスポーツが製作した新マシン、フォード・フィエスタR2Tで参戦し、チーフメカニックとマネージャーはアリスターが務めた。ポディウムに上がっても未成年のためにシャンパンは渡されなかったが、シャワーを浴びて健闘を称賛された。

Matt Jelonek

ジュニア部門ではトップ争いを演じたマクレーだったが、限界まで攻めた最終パワーステージの最終コーナーでわずかにラインを外してしまった。しかし、西オーストラリアのパース在住のマクレーにとって、遠く離れた東部のクイーンズランドで挑んだ国内選手権戦での経験には満足を見せたようだ。

「初めてのARC参戦は、ものすごくポジティブだった。新しいマシンで、走ったことのないステージだったことを考えれば、週末を通してとても強い戦いができたと思う」とマクレー。

Matt Jelonek

このエリアで国内選手権ラリーが開催されたのは初めてだったため、ステージが未経験だったのはどのコンペティターにとっても同じ条件だった。しかし、マクレーは新たなマシンの動きを学ばなくてはならなかったほか、コ・ドライバーも新たにマック・キーランズを迎えており、新しいペースノートシステムにも慣れなくてはならなかった。

「クイーンズランドの道は、本当にトリッキーでかなりラフ。ペースノートも対応するのがかなりトリッキーだったが、ありがたいことにうまくいった。新しいR2マシンはトラブルなく、もちろんすごく速かったよ。高速の道でも危なげなく安定感があったが、低速セクションでもグリップもトルクも感じられた」

「1回のラリーでできる限りのことはかなり学んだ。このラリーをどのように強い意思を持って攻めるかということが一番重要だったし、新しい道や新しいマシンを学ぶことも大切。かなり落ち着いて学ぶことができたし、自分と、自分たちが作ったノートをとにかく信じた」

Matt Jelonek

マクレーは、オーストラリア選手権の次戦、7月2〜4日に開催されるラリータスマニア(グラベル)に参戦する。南半球のオーストラリアはこの時期は冬となり、アイスコンディションとなる可能性もある。
(Matt Jelonek)

ARCラリークイーンズランド 2WD部門最終結
1 R.ウィリアムズ(フォード・フィエスタR2T) 1:46:01.8
2 M.マクレー(フォード・フィエスタR2T) +1:47.6
3 D.リッジ(フォード・フィエスタR2) +8:03.8
4 J.ノーテージ(ロータス・エキシージ) +12:16.9
R A.ペターソン(ダイハツ・シャレード) リタイア

ARCラリークイーンズランド ジュニア部門最終結果
1 R.ウィリアムズ(フォード・フィエスタR2T) 1:46:01.8
2 M.マクレー(フォード・フィエスタR2T) +1:47.6
3 R.ポエル(スバルWRX STI) +9:07.5
R A.ペターソン(ダイハツ・シャレード)



RALLY PLUS