WRCクロアチア:2日目を終えトヨタのオジエが首位。勝田は2度のベストタイム – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCクロアチア:2日目を終えトヨタのオジエが首位。勝田は2度のベストタイム

©TOYOTA

WRC第3戦クロアチアは、4月24日(土)の競技2日目を終えてトヨタのセバスチャン・オジエが総合首位、2番手には同じくトヨタのエルフィン・エバンスがつけている。前日首位のヌービルはタイヤチョイスのミスなどが響いて順位を3番手に落としている。

この日はSS9〜SS16の8SS。4SSを2回ずつ走行する構成で、SS距離は121.82kmというラリーの山場だ。最初のセクションでは、トヨタとMスポーツのクルーはハードコンパウンド5本をチョイス。一方のヒュンダイ勢は、ヌービル、オィット・タナック、クレイグ・ブリーンはハード2本+ソフト3本を選択、ピエール‐ルイ・ルーベはハード4本+ソフト2本という組み合わせで最初の4SSに挑む。

オープニングのSS9では、タイヤ選択がいきなり明暗を分ける展開となった。ソフトコンパウンドを軸に選んだヌービルはタイムが伸ばせずSS6番手に。SSベストはオジエ、2番手にMスポーツのアドリアン・フルモー、3番手にエバンスという結果になり、総合順位ではオジエが首位、エバンスが2番手、3番手にヌービルというオーダーに入れ替わった。また、このSSでは総合5番手につけていたヒュンダイのブリーンがパンクでタイムロス、総合9番手までタイムを落としている。この結果、勝田は総合8番手に順位を上げている。

HYUNDAI


続くSS10では、先頭走者の勝田貴元が今年初のSSベストタイムをマーク。SS2番手にオジエ、SS3番手にエバンスを従えてトヨタがSSトップ3を独占することとなった。SS11を制したのはエバンス。SS2番手に復調の兆しを見せるヌービル、SS3番手には勝田というオーダーとなった。午前中最後のステージとなるSS12は、再びオジエがベストタイム。総合2番手につけるエバンスとの差を7.0秒に広げてこの日最初のループを終えている。

午後のセクションでは、上位の全車ともハードコンパウンドを選択。トヨタの3台とルーベはスペアタイヤ2本、ほかは全員がスペア1本で勝負をかける。午後のオープニングステージとなるSS13では、ポジションを取り戻したいヌービルが渾身のベストタイムをマーク。首位オジエは右前輪にスローパンクチャーが発生し、結果的にヌービルに10秒近くタイムを削られてしまった。SS10の再走となるSS14では、再び勝田が一番時計を叩き出してみせた。このSSでは、総合6番手を走行中だったルーベが右コーナーのイン側にコースオフ。土手に落ち込む形となりコース復帰が叶わず競技続行を諦めている。これで後続はひとつポジションアップ。勝田も総合7番手となった。

M-SPORT


SS15は、オジエとヌービルが同タイムで一番時計。エバンスも1秒差で続くが、オジエの総合首位をおびやかすには至らない。オジエはこの日最後のSS16でもきっちりとベストタイムをマーク。オジエはSS2番手のエバンスに0.4秒差、SS3番手のヌービルに1秒差をつけ、首位の座を固めて競技2日目を終えている。オジエと2番手エバンスの差は6.9秒、3番手ヌービルとの差は10.4秒。明日の競技最終日に向けて、どのような展開になるか目が離せない状況だ。今回、最新型のエアロを装着していないマシンながら2度のベストタイムをマークした勝田は、wrc.comのインタビューに応えて次のように語っている。
「難しいステージでしたが、午前と午後で1本ずつトップタイムを出すことができました。1ループ目は出走順もあったと思いますが、2ループ目でもベストタイムを出すことができたのは、非常に良かったと思っています。ただ、まだ詰めなければならないところがあるので今後に向けて改善していきたいです」

TOYOTA


競技3日目の最終日はSS17〜SS20の4SS。25.20kmと14.09kmのSSを2回ずつ走る構成で、SS距離は78.58km。サービスを挟まない設定のため、タイムを争うなかに慎重さも求められる。オープニングステージのSS17は25日の日本時間14時20分スタート。

WRCクロアチア SS16後暫定結果
1. S.オジエ(トヨタ・ヤリスWRC) 2:06:35.8
2. E.エバンス(トヨタ・ヤリスWRC) +6.9
3. T.ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC) +10.4
4. O.タナック(ヒュンダイi20クーペWRC) +37.8
5. A.フルモー(フォード・フィエスタWRC) +1:29.5
6. G.グリーンスミス(フォード・フィエスタWRC) +2:23.8
7. 勝田貴元(トヨタ・ヤリスWRC) +2:46.5
8. C.ブリーン(ヒュンダイi20クーペWRC) +3:51.8
9. M.オストベルグ(シトロエンC3ラリー2) +7:06.0
10. T.スニネン(フォード・フィエスタ・ラリー2) +8:09.6



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