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ヤリスAP4はヤリス・ラリー2&ラリー3のテストベッドか

©TOYOTA AUSTRALIA

4月9〜11日にキャンベラで開催されるオーストラリアラリー選手権開幕戦、ナショナルキャピタルラリーで2台のトヨタ・ヤリスAP4が実戦デビューを飾るというニュースはすでにお伝えしたとおり。しかし、この車両は単にトヨタ・オーストラリアとニール・ベイツ・モータースポーツがリージョナルラリー向けに製作したものではなく、将来のトヨタ製カスタマーラリーカー、つまりヤリス・ラリー2やラリー3のテストベッドである可能性が、関係者の談話から明らかになった。

このヤリスAP4に搭載される1.6リッター3気筒ターボエンジンは、ドイツのトヨタ・ガズーレーシング・ヨーロッパ(TGR-E)が開発に関与したものであることはすでにリリースでも述べられていた。しかし実態は単なるエンジン供給にとどまらず、現在のヤリスWRCエンジンを開発しているTGR-Eの青木徳生WRCエンジン・プロジェクト・マネージャーらの手による、言わばワークス製ユニットが搭載されているのだという。

TOYOTA AUSTRALIA


このエンジンは今後1年ほどかけて問題点の洗い出しを行い、その後に晴れてラリー2やラリー3といったカスタマーラリーカーへと展開していくプランとのこと。

順調に進めば2022年にはヤリスのカスタマーカーがWRCで活躍する姿を見ることができるかもしれない。まずは今週末のラリーに注目したいところだ。



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