クロアチア初のWRCとなるシリーズ第3戦クロアチアラリー(ターマック、4月22〜25日)の主催者は、同国での新型コロナウイルスの感染が急増したことを受け、首都ザグレブで予定していたスーパーSSの実施を断念した。同イベントでは、ザグレブの見本市会場で観客を入れてのステージを2本予定しており、一部は巨大な展示ホールの内部を通過する設定だった。
イベントの責任者ダニエル・サスキンは「パンデミックの状況は、我々の期待どおりの展開にならなかった」と痛恨のコメントを寄せている。
「このステージでは、狭い場所に大勢の人が集まることになるため、求められるソーシャルディスタンスを保つことができない。このため、アイテナリーを短縮することを決断した」
現状では、残りのルートは2月にFIAとWRCのオフィシャルが確認した状態から変更はなく、主催者は観客のアクセスを認める予定としている。
(Graham Lister)