ヒュンダイ、WRCベルギーのドライバーにクレイグ・ブリーンの起用を発表 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

ヒュンダイ、WRCベルギーのドライバーにクレイグ・ブリーンの起用を発表

©HYUNDAI

ヒュンダイは、今季のWRC第7戦イープル(11月19‐22日、ターマック)のドライバーラインナップを発表。ティエリー・ヌービル、オィット・タナックに加え、クレイグ・ブリーンをi20クーペWRCのドライバーに起用する。

9月のラリーエストニアでは2位フィニッシュを飾り、ヒュンダイからの参戦で初めてポディウムに上がったブリーンは、ベルギー初開催のWRCに先駆けて現地のラリー2戦にi20クーペWRCで参戦し、WRカーでのターマック路面の経験を積む。参戦するのは、10月10〜11日に開催されるアオロバラリー・オウデナルデと、同月24〜25日の南ベルギーラリー。このベルギーの国内戦2戦はブリーンにとってi20クーペWRCで参戦する初めてのターマックラリーとなる。

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ブリーンは、昨年のイープルラリーにはR5で参戦して総合優勝を飾っており、WRC初開催となる今回、彼の経験がチームにも活かされることになる。
「ヒュンダイからイープルラリーに参戦することになり、とてもうれしく思う」と喜びを語るブリーン。
「昨年のイープルでは優勝を飾り、とても楽しめた。前回は夏に開催されたので、11月の今回はコンディションがまったく変わるだろう。このチームから参戦する、i20クーペWRCでの初めてのターマックラリーを楽しみにしている。アオロバと南ベルギーの参戦も、走行経験を積みながらイープルで予想されるコンディションを理解する機会になる。エストニアで見せたようなパフォーマンスや結果をここでも出せるように頑張りたい。マニュファクチャラーズ選手権にとって、非常に重要な役目だ」

ヒュンダイ・モータースポーツのチーム代表、アンドレア・アダモは「クレイグはエストニアで、相応の武器を与えられれば仕事ができる人材であることを証明した」と称賛する。
「昨年のイープルでも強さを見せており、ライバルメーカーのR5マシンで優勝を飾っているので、その貴重な経験と知識を今回、チームにも役立ててくれる。選手権争いでは、エストニアで我々が1-2フィニッシュを飾ったことで接戦になっているので、残り少ないシーズンでは一戦一戦で最強のラインナップで挑み続けなくはならない。シーズンをできる限りいい形で終えるためには、イープルでは、ティエリーとオィットにクレイグが加わることがベストの組み合わせだと信じている。ベルギーの国内戦のターマックラリーに2戦参戦して貴重な走行経験を積むので、マシンやチームにもその経験を活かしてもらいたい」



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