【速報】WRCエストニア:再開初戦を制したのは地元タナック。ヒュンダイが1-2フィニッシュ – RALLYPLUS.NET ラリープラス

【速報】WRCエストニア:再開初戦を制したのは地元タナック。ヒュンダイが1-2フィニッシュ

©HYUNDAI

WRC第4戦エストニアはすべての競技を終えて、ヒュンダイのオィット・タナックが今シーズン初優勝を飾った。2位には同じくヒュンダイのクレイグ・ブリーン、3位にトヨタのセバスチャン・オジエという順位になっている。

この競技最終日に行われたのはSS12〜SS17までの計6SS。3SSを2度ずつ走行する構成となっているが、間にサービスを挟まないため、マシンの破損などは禁物だ。SS総距離は84.94kmとなっており、1-2体制を築いているヒュンダイ勢としては、なんとかこのまま逃げ切りを図りたいところ。夜間に降った雨の影響で、道はややウエットになっている箇所もあり、滑りやすくなっている。

オープニングのSS12でベストタイムをマークしたのはトヨタのエルフィン・エバンス。SS2番手タイムでカッレ・ロバンペラが続く。6.97kmと短いステージのためタイム差は大きく開くことなく、総合順位に変動はなし。続くSS13では、SS2番手のタナックに2.1秒差をつけてロバンペラが一番時計をたたき出している。ロバンペラは競技2日目に科された1分間のペナルティによって前とのタイム差が開いているが、新しいセットアップにトライしながらも好走を見せている。このSS13では、総合9番手につけていたヒュンダイのピエール・ルーベがステアリングを破損してストップし戦線離脱。さらに、総合5番手を走っていた勝田貴元がコースアウト。高速右コーナーでアウトに膨らみ横転してしまい、競技続行を諦めることとなってしまった。このアクシデントもあり、ロバンペラが総合5番手に順位を上げている。

Red Bull

SS14ではオジエが一番時計。SS2番手にロバンペラ、SS3番手にエバンスと、トヨタ勢が上位を占める。それでもヒュンダイ勢との差はなかなか縮まらず、総合2番手ブリーンと総合3番手オジエとの間には14.5秒のギャップが横たわっている。2ループ目となるSS15はオジエが連続ベストタイムをマーク。様々な変更を施したマシンにも手応えを感じているようで、前を行くブリーンとの差をわずかずつ削り取っていく。SS2番手のタナックはリズムをキープして走る、と余裕を感じさせるコメント。続くSS16ではロバンペラがこの日2度目のベストタイムを刻んでみせた。このSSでは総合6番手につけていたMスポーツ・フォードのエサペッカ・ラッピがスピンを喫して総合7番手にダウン。代わってチームメイトのテーム・スニネンが総合6番手に浮上している。

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そして迎えた最終SS、パワーステージ。上位陣はリバースオーダーで出走していく。各車とも順調に走行を重ねていくなか、アタマひとつ抜け出たタイムをマークしたのはロバンペラ。SS2番手タイムのエバンスを5.1秒引き離し、ボーナスポイント5点を手中に収めた。この結果、ステディな走りで最後まで駆け抜けたタナックが今シーズン初、ヒュンダイ移籍後の初優勝を達成。さらに初WRC開催の地元イベントでウイナーの栄誉に輝いた。2位にはチームメイトのブリーンが入り、ヒュンダイは1-2フィニッシュを決めている。3位にオジエ、4位エバンス、5位ロバンペラとトヨタ勢が続き、6位にスニネン、7位にラッピ、8位にガス・グリーンスミスとMスポーツ・フォード勢が続く格好となった。

また、総合9位にはオリバー・ソルベルグ(フォルクスワーゲン・ポロGTI R5)が入りWRC3で今季初勝利。総合10位にはマッズ・オストベルグ(シトロエンC3 R5)が入り、WRC2で3連勝を挙げている。

Red Bull

この結果、両選手権ではヒュンダイ勢が大きくポイントを伸ばしたものの、ドライバーズ選手権ではオジエとエバンスが1-2体制を堅守、マニュファクチャラーズ選手権でもTOYOTA GAZOO Racing WRTが5点差ながら首位を守っている。

次戦は9月18日〜20日に開催される第5戦トルコ。マルマリスに拠点を移して3回目の開催となるが、3日間で12SS、SS距離は223kmと短く、今大会に続くスプリント勝負となりそうだ。

WRCエストニア 暫定結果
1. O.タナック(ヒュンダイi20クーペWRC) 1:59:53.6
2. C.ブリーン(ヒュンダイi20クーペWRC) +22.2
3. S.オジエ(トヨタ・ヤリスWRC) +26.9
4. E.エバンス(トヨタ・ヤリスWRC) +41.9
5. K.ロバンペラ(トヨタ・ヤリスWRC) +1:18.7
6. T.スニネン(フォード・フィエスタWRC) +2:39.6
7. E.ラッピ(フォード・フィエスタWRC) +2:52.0
8. G.グリーンスミス(フォード・フィエスタWRC) +4:53.8
9. O.ソルベルグ(フォルクスワーゲン・ポロGTI R5) +7:38.6
10. M.オストベルグ(シトロエンC3 R5) +8:17.3

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