ラリープラス208GTi、初戦の全日本ラリー唐津で4位と健闘 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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ラリープラス208GTi、初戦の全日本ラリー唐津で4位と健闘

 

ラリープラス・クスコレーシング・ラリーチームのプジョー208GTiは、同車として初のラリー参戦となった全日本ラリー選手権第1戦唐津でJN5クラス4位で完走を果たした。

デイ2は、林道2本とギャラリーステージ1本の3SSを2回走行する約23km。林道は小さなコーナリングが連続し、ギャラリーステージはわずか400mながら、360度ターンが設定されており、ここの処理次第で秒差がつく侮れないコースだ。

オープニングのSS9では、柳澤宏至/中原祥雅組のプジョー208GTiは3番手タイムよりわずか0.1秒遅れの4番手タイムで3位を維持するが、続くデイ2最長7.52kmのSS10では、ライバルのトヨタ86が追い上げを見せる。しかし、ギャラリーステージのSS11では、アバルト500R3Tの眞貝知志、ヴィッツGRMNターボの天野智之を1秒以上上まわる2番手タイムで再び2位に浮上する。

午後に入って気温がさらに上がってきた2回目のループでは、ライバルたちがさらにプッシュしタイム差が拡大。SS12で惜しくも4位に後退し、残るSSでも巻き返すことができず、最終的に3位から2.3秒遅れの4位でフィニッシュした。

ドライバーの柳澤は、「残念ながら最後にライバルに追いつくことはかないませんでしたが、マシンが完成してテストもあまりできない状態からのスタートでした。大きなトラブルもありませんでしたし、セッティングを煮詰めていけば、十分にJN5クラスで戦えると思います」と2日間ドライブした印象を語った。

ライバルのアバルトは2014年にオープンクラスでテストを積み重ね、ヴィッツGRMNターボが2014年の最終の2戦でデビューしている。そしてインテグラや86といった他のライバルたちは、参戦台数が多くノウハウも豊富で、有力選手たちが熟成を重ねてきている。

そんななかで、208GTiの初参戦での4位は、ベース車両としての耐久性と安定性、戦闘力の高さをしっかり実証したと言えるだろう。



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