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全日本ラリー唐津:初日を終えてスバルWRX STIの新井敏弘がトップ

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全日本ラリー選手権第2戦「ツール・ド・九州2018 in 唐津」はSS8までの初日を終えて、スバルWRX STIの新井敏弘/田中直哉が首位に立っている。

佐賀県唐津市を拠点として行われるシーズン初のオールターマックラリーは、全14SS、75.85kmで争われる。勝負どころは9kmを越えるSS「羽金山(SS2/6/8)」と「三方(SS10/13)」のふたつと目されていた。しかしラリー初日は時おり雪やみぞれの混じるウエットコンディションに。路面温度が上がらず、多くの選手がタイヤのグリップを引き出すのに苦労するラリーとなった。

7日(土)午前8時40分、毎年恒例となっている唐津神社での安全祈願とセレモニアルスタートを終えて、各選手たちはステージへと向かっていった。序盤のラリーをリードしたのは三菱ランサーエボリューションXの福永修/齊田美早子。SS1と2で連続ベストタイムをたたき出し、幸先の良い出足を飾ったが、続くSS3でスピンを喫してしまい、後退する。SS3を制したのは奴田原文雄/佐藤忠宜だが、SS2でも好調なタイムを刻んでいた新井が首位に立つこととなった。

サービスをはさんだSS4では、鎌田卓麻/市野諮がSSベスト。前戦で優勝し、波に乗りたい鎌田だったが、リズムをつかみ切れずにSS5、6で大きくタイムを落とし、新井を追うには至らず。その新井はSS5〜8まで4連続ベストタイムをマークして、一気にリードを拡大。JN6クラスの2番手に奴田原、3番手に柳澤宏至/加勢直毅(スバルWRX STI)、4番手に鎌田、5番手に福永という順位で初日を終えた。このラリーで過去12連勝を挙げ、今回も優勝候補筆頭とされていた勝田範彦/石田裕一(スバルWRX STI)は6番手と苦戦を強いられている。

奴田原に20.8秒のリードを築き、初日を首位で終えた新井は「序盤にセッティングを柔らかくして、それ以降は何事もなく走っています。新型のWRXはセンターデフがすごく舗装路にマッチしていてターンインしやすい。明日はミスのないように勝ちを狙う」とコメント。追いかける奴田原も「雪が降るとは思いませんでしたが、タイヤがよかったのも大きいと思います。明日は頑張って逆転できればいいなと思っています」と、2日目に向けての意気込みを語っていた。

JN5クラスはプジョー208 GTiを駆る川名賢/保井隆宏と、208 R2の横嶋良/木村祐介の一騎打ちとなった。久々の全日本ラリー出場となった横嶋がマシンへのアジャストに手こずるなか、SS1から川名がリードを広げて首位に。川名は、「コンディションが安定しなかったので、(自分のドライビングの)評価が難しいですね。天気が良くなればもう少し色々見えてくると思うんですが……まずは完走して、次戦に向けて手応えを見出せればと思います」と語った。

JN4クラスはトヨタ86の山口清司/山本磨美がリード。「少し差が開いているので、後続とのタイム差を見ながら走っています。タイヤはオールマイティに走れるので、順調にきています。明日はコンディションが変わりそうなので、ドライ用に足を換えて臨みたいと思います」とコメント。2番手の山本悠太/髙橋浩子(トヨタ86)とは50秒近い差を築いている。

JN3クラスはヴィッツGR SPORTの天野智之/井上裕紀子がクラス首位。クラス2番手の眞貝知志/安藤裕一(ヴィッツCVT)に1分以上の差をつけている。天野は「総合でもいいタイムを出せましたし、序盤で余裕を作れたのでリラックスして走ることができています。築いたマージンを利用しながらクルマをいたわって完走したいと思います」と、この日の8SSすべてをベストタイムでまとめる強さを見せた。

JN2クラスは明治慎太郎/北田稔(トヨタ86)。「初めてのマシンで試しながらだったのですが、チームが万全な状態にしてくれたので、安心して楽しく走れています。足もいい感じで決まっているのでタイヤと足に助けられたかなと思います。明日もこの順位をキープして頑張ります」

JN1クラスはホンダ・フィットの小川剛/新原秀直がリード。「路面の変化は大変でしたが、いい路面を探して走ったらタイムを出すことができたので満足しています」とコメント。途中リードを築いていた古川寛/廣田幸子(スズキ・スイフトスポーツ)はリズムに乗れず後退。「明日はゆっくり走って完走を狙いたいと思います」と控えめな決意を語った。

ラリー最終日の8日(日)はSS9〜14の6SS、33.34km。ドライコンディションのもと、大きな順位変動が起きるか注目だ。

全日本ラリー選手権第2戦 SS8終了時点結果
1. 新井敏弘/田中直哉 スバルWRX STI 34:02.2
2. 奴田原文雄/佐藤忠宜 三菱ランサーエボリューションX +20.8
3. 柳澤宏至/加勢直毅 スバルWRX STI +33.5
4. 鎌田卓麻/市野諮 スバルWRX STI +1:23.0
5. 福永修/齊田美早子 三菱ランサーエボリューションX +1:56.2
6. 勝田範彦/石田裕一 スバルWRX STI +2:03.7

9. 天野智之/井上裕紀子 トヨタ・ヴィッツGR SPORT +2:44.4
10. 明治慎太郎/北田稔 トヨタ86 +2:46.3
11. 川名賢/保井隆宏 プジョー208 GTi +2:49.7
12. 小川剛/新原秀直 ホンダ・フィット +3:21.2
17. 山口清司/山本磨美 トヨタ86 +3:52.5



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