全日本ラリー唐津デイ2:勝田が逃げ切り開幕10連覇を達成 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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全日本ラリー唐津デイ2:勝田が逃げ切り開幕10連覇を達成

 

全日本ラリー選手権第1戦唐津ラウンドは、デイ1の最終SSで0.5秒差のトップに立った勝田範彦/足立さやか(スバルWRX STI)がデイ2も後続との差を広げ、2006年に同ラリーが初開催されて以来10年連続となる優勝を成し遂げた。2位はトップと5.5秒差で奴田原文雄/佐藤忠宜(三菱ランサーエボリューションⅩ)が入賞、トップと48秒差の3位はニューマシンを投入した新井敏弘/田中直哉(スバルWRX STI)が入賞した。

朝から日が差し、ドライコンディションとなった2日目は、勝田が一気にスパートをかけてオープニングのSS9と続くSS10を連取。2番手の奴田原との差を4.1秒に広げる。サービス後のSS12は奴田原がベストタイムをマークしてその差を3.3秒に縮めるが、続くSS13で勝田がこの日3回目のベストタイムをマークし、奴田原との差を7.0秒まで拡大。勝負はここで決した。最終SSとなるSS14は奴田原が1.5秒タイム差縮めてくるものの、勝田がマージンを生かし切り逃げ切った。

優勝の勝田は、「10年間、いろいろな勝負の展開があったけど、ここ数年は1秒を争う厳しい戦いが続いてきた。それでも勝ち続けることができているのは、このラリーのステージをうまく攻略できているからだと思う。特にロングステージの三方林道は、僕の走り方とリズムが合っている。マシン、タイヤ、セッティングとも、自信を持って挑めるのが、10連覇の原動力だと思う」と、喜びのコメントを語った。

アバルト500ラリーR3Tの眞貝知志/漆戸あゆみ、トヨタ・ヴィッツGRMNターボの天野智之/井上裕紀子、プジョー208GTiの柳澤宏至/中原祥雅の三つ巴の戦いとなったJN5クラスは、2日目に入りトヨタ86の石田雅之/遠山裕美子がSS10で2番手タイムをマークし柳澤と同タイムの3番手に浮上。4台による表彰台争いの様相となった。そんななか、初日トップの眞貝はその後も順調に好タイムをマークしてトップの座を死守し、開幕戦を制した。2位争いは、SS9で柳澤、SS10で天野と目まぐるしくポジションが変わるなか、SS12で石田が柳澤、天野を捉え2位に浮上。そのまま2位の座を勝ち獲った。3位にはわずか0.8秒差の3位に天野が入賞した。

JN4クラスは、初日トップの石川昌平/石川恭啓(スバルBRZ)が逃げ切り全日本ラリー初優勝、JN3クラスは初日のマージンを活かし切った岡田孝一/鶴田邦彦(マツダ・デミオ)が優勝、JN2クラスも初日トップの田中伸幸/藤田めぐみ(スズキ/スイフトスポーツ)が優勝、JN1クラスは、全日本ラリー初出場の松田保夫/杉原慶彦(マツダRX-8)が、デビュー戦で見事な優勝を飾った。

ターマックラウンド第2戦となる全日本ラリー選手権第2戦「久万高原ラリー」は、5月8日(金)〜10日(日)の日程で、愛媛県浮穴郡久万高原町を舞台に開催される。

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