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ラリージャパン、今季の開催危機と海外で報道。代替はイプルーとも

©TOYOTA

11月19〜22日に愛知県・岐阜県で開催が予定されているWRCラリージャパンだが、ここにきて開催中止となる可能性が海外メディアによって取り上げられている。

日本のラリーファン、そして競技者にとって待望の、2010年以来となるWRCの日本開催。しかし、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染流行は収束の目処が立っておらず、また日本政府も海外からの入国を厳しく制限している。オリンピックが延期、F1日本グランプリが中止となるなど、大きなスポーツイベントを開催することは難しいというのがその理由だ。

さらに、ラリージャパンが開催される予定の11月20〜22日にイプルー(ベルギー)が入ることにも触れられている。イプルーはトルコが会期を早めたため、10月2〜4日の日程でカレンダー入りする方向で調整中とお伝えしてきたが、過密スケジュールにチーム側が難色を示したことにより、会期が移動されたものと見られる。イプルーの11月カレンダー入りが実現すれば2020年のWRC全8戦のうちの最終戦として行われることとなる。

また、自由民主党モータースポーツ振興議員連盟会長の古屋圭司衆議院議員は8月6日のブログにおいて、『モータースポーツ振興議員連盟総会開催』と題し、法務省出入国在留管理庁および外務省、文科省等の関係省庁、ラリージャパン実行委員会会長等との突っ込んだ意見交換会を実施したことを伝えている。このなかで古屋議員は、今後スポーツ関係者の入国制限が緩和できるかどうか、スポーツ庁などと対応について慎重に検討していくとしつつ、国民の健康と安全を第一に考えると、すぐにEU圏内からの入国について制限を緩和することは現実的に難しい、とも記している。

開催まで100日を切り、残り3カ月を目前としているラリージャパンだが、現時点ではチケットや観戦エリアの情報は開示されておらず、運営事務局も様々な状況を注視していることが予想される。

海外でこのような報道がなされている点について、現在 rallyplus.net 編集部ではラリージャパン運営事務局宛に取材を申し込んでいる。進捗があり次第、追ってお伝えする予定だ。

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