開催まであと4カ月。ラリージャパン・プロモーター代表に聞く – RALLYPLUS.NET ラリープラス

開催まであと4カ月。ラリージャパン・プロモーター代表に聞く

©TOYOTA

7月16日にラリーガイド1が公開され、ルートやアイテナリーなど様々なことが明らかとなった2020年のラリージャパン。主催者宛に編集部からメールにて問い合わせを行い、高橋浩司ラリージャパン・プロモーター代表から下記のような回答を得た。新型コロナウイルスによる影響など、状況を見ながら臨機応変な対応を迫られる部分もあり、“今後順次発表”という項目も多いが、開催に向けて着実に進んでいることが感じられた。


──ラリーガイド1が発行されたことで大会の具体的なかたちが見え、ラリーファンからの反響も大きいと思います。
「ラリージャパンに関わるスタッフ全員が、これまで準備してきた内容の一部を皆さまにようやくお届けできることになり、大変うれしく、また誇らしく思っております。開催まであと4カ月となりましたが、ここから先も様々なハードルがあると想像しています。11月に無事ラリージャパンを開催し、ファンの皆さんとモリコロパークでお会いできることを我々も大変楽しみにしております」

Naoki Kobayashi


──現状のマップでは、名古屋市内でのセレモニアルスタートから市街地を通過する予定となっていますが、交通渋滞への対策などはどのようにお考えでしょうか。
「セレモニアルスタートを名古屋市内で実施することは以前から構想してきたことで、現在はマップにも示されているとおり愛知県庁を起点としたルートを検討しております。現時点では暫定計画ということでご理解ください。まだ愛知県、名古屋市、愛知県警、所轄警察署らと計画検討を進めている段階なので詳細はお伝えできませんが、渋滞対策、安全対策、そして感染症対策は重要事項という認識にて協議を進めております。発表できる段階になりましたらお知らせいたします」

──観戦チケット発売はいつから、どのような方法で行われますか。
「当初6月発売の予定でしたが、様々な理由により延期させていただいております。決定次第またお知らせいたします」

──4月の段階でモリコロパークと岡崎中央総合公園には観客エリアを設けるとアナウンスがありました。それ以外の観戦エリアの設定は現状どうなっていますでしょうか。バスによるピストン輸送はコロナウイルスの感染対策的に難しいという声も聞かれますが。また、セントラルラリーで実施実績のあるエリアや、民間で観戦場所を提供していた宿やレストランなどの扱いはどうなりますか。
「観戦エリアに関する計画は現在着々と進めております。セントラルラリーで実績あるエリアや、沿道の宿泊施設やレストランなどとも個別あるいは地域ごとに話し合いを持ち、基本的には皆さまに歓迎いただいております。これも詳細が固まり次第、発表させていただきます」

Takuto Nishio


──ラリーガイド1には新型コロナウイルス感染症対策への取り組みを発表予定とありましたが、選手向けにはいつ頃公開を予定していますでしょうか。また、観客動員に対しての施策で現状発表できることがありましたら教えてください。
「新型コロナウイルスの感染状況は絶えず状況が変わりますので慎重に見極めなければならないと思っています。選手に向けた対策ということではまず海外選手や関係者の入国検疫、ビザの問題などが課題にはなっています。関係省庁と相談しながら作業中ですが、具体的な対応策がまとまり次第、公表したいと思います。
 また、観客に対する施策も様々な方法を検討しておりますが、現時点で具体的にお伝えできることはございません。他の多くのイベント主催者と同様、衛生管理の観点、ソーシャルディスタンスの観点、発症者が出た場合の接触確認方法など、考えうる方法はできる限り検討し、皆さまに安心して観戦いただける環境をご用意する予定です」

──リエゾンにはラリーパークなどを設ける予定はありますか。
「現時点では検討中の事項も含めてお話しできることは限られますが、ラリーガイド1のマップやアイテナリーにもお示ししているとおり、豊田市駅前に土曜日夕方にリグループを設けるなど、地元の皆さまにも身近にラリーに触れていただける機会は作っていきたいと考えています」

──ラリージャパン開催に向けたファン向けの事前イベントなど実施予定はありますか。
「ご存知のように、開催に向けて機運を盛り上げるPRイベントなどの計画は、新型コロナウイルス感染症の影響で3月以降ほぼできておりません。8月以降は状況を見ながら様々な事前イベントを実施していく所存です。具体的なことは決まり次第発表して参ります」

Koji Ohta



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