STARD、シトロエンC3 ERXのドライバーにマッズ・オストベルグを起用 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

STARD、シトロエンC3 ERXのドライバーにマッズ・オストベルグを起用

©STARD

2020年世界ラリークロス選手権のサポートカテゴリーとして開催される、電動マシンシリーズのプロジェクトE(Projekt E)。このシリーズのテクニカルパートナーを務めるSTARD(Stohl Advanced Research and Development)は、シトロエン・レーシングからの支援を受けて開発した世界初のR5車両ベースの電動マシン、シトロエンC3 ERXの実戦デビューを務めるドライバーに、マッズ・オストベルグを起用することを発表した。プロジェクトEシリーズの開幕戦、スウェーデンのヘリェス(8月22‐23日)に登場する。史上初のフル電動ラリークロス選手権がどのようなものになるか、大きな注目が集まる。

C3 R5での参戦経験も豊富なオストベルグは、シトロエン・レーシングのワークスドライバーとして参戦する2020年のWRC2では、モンテカルロ、スウェーデンと開幕2戦を連勝で飾っている。STARDは、ラリーでの豊富な経験を持つオストベルグは、C3 ERXの開発作業に携わるドライバーとして完璧だとしている。C3 ERXのデビュー戦となるヘリェスには、ケン・ブロックもエントリーを表明しており、両者の対決にも注目が集まる。

電動マシンでのラリークロス参戦が決まったオストベルグは「ヘリェスでこのプロジェクトに参加できる機会を与えてもらい、本当にうれしい」とコメント。
「もちろん、自分にとってはマシンもコースも、すべてが新しいことだらけ。これまでラリークロスにも参戦したことがないので、信じられないような経験になると思う。このマシンをドライブすること自体がすでにものすごく楽しかった。とてもパワフルで、本当に楽しめる。ついにラリークロスに参戦できることになって、本当に、本当にアメージング。電動のC3 ERXで参戦できるなんて、最高だよ」

STARDの創設者でCEOのミハエル・サコビッツは「マッズは世界のラリー界で最も才能のあるドライバーのひとりだし、長年、第一線で活躍してきた」とオストベルグ起用の理由を明かす。
「数々のマニュファクチャラーチームと非常に高いレベルで走ってきた経験を豊富に持っており、シトロエン・レーシングのワークスドライバーとして与えてくれた彼の意見や検証は、世界に類を見ない我々のパワートレイン、STARD REVelutionにとても役立ってきた。C3 ERXのプロジェクトEデビュー戦を担うドライバーとして彼は完璧だし、ケン・ブロックがフォード・フィエスタERXでヘリェスに参戦することを発表したこともあり、エントリーのラインナップがさらに充実することになる」



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