ヨーロッパ各地でラリーが再開、ヒュンダイ勢がポディウムフィニッシュを連発 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

ヨーロッパ各地でラリーが再開、ヒュンダイ勢がポディウムフィニッシュを連発

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チーム・ヒュンダイ・ポルトガルは、7月4‐5日に開催されたポルトガルラリー選手権、ラリーデカステロ・ブランコ(ターマック)に参戦。2月に開催されて以来、シリーズ再開後の初戦でヒュンダイi20 R5のブルーノ・マガラエスがポディウムフィニッシュを飾った。

2月の開幕戦でもポディウムに上がっているマガラエスは初日、SS2でベストタイムをマークするなど安定したパフォーマンスを披露して、この日を3番手で折り返した。4SSが設定された日曜日の最初のSSを終えた時点で2番手に浮上したマガラエスは、次のステージも制して首位との差を詰める。しかし、この日最後のステージでもベストタイムをマークするものの一歩及ばず、開幕戦と同じ2位でのフィニッシュとなった。

また、エストニア選手権は7月4日のビルラリーが開幕戦となり、ローランド・プームがi20 R5でEMV2クラスに参戦、この部門でポディウムフィニッシュ争いを繰り広げた。午前中にクラストップタイムを2本マークしたプームは2番手につけると、雨が降り始めてコンディションが変わりやすくなった午後も強さを見せた。さらに2本でクラストップタイムを連発したプームは、R5勢首位との差を1秒以内にまで詰めたが、最終のスーパーSSでミスを喫してタイムをロス。それでも、クラス2位でのフィニッシュを飾った。このラリーでは、地元出身のWRCチャンピオン、オィット・タナックがi20クーペWRCで参戦し、総合優勝を飾っている。

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カナリア諸島では、6月26‐27日にラリービラデサンタ・ブリヒダ(ターマック)が開催され、i20 R5で参戦したヒュンダイ・カナリアのエレイ・レメスが全7SS中、4本でステージウインを獲得し、40秒近くの大差をつけて勝利を飾った。チームメイトのアントニオ・ポンチェも総合3位に入り、同チームがダブルポディウムを達成している。

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スロベニアでは、ヒュンダイ・スロベニアのサポートを受けるロック・タルクが、フリウルモーターが走らせるi20 R5のテストを開始。タルクは有意義なテストとなったと語っており、7月11日に開催されるラリーベレンヤで、タイトル防衛に挑むシーズンの開幕を迎える。

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アイルランドでは、モータースポーツ・アイルランドラリーアカデミーのサポートを受ける3台のi20 R5が、モンデーロパークサーキットで開催されたトレーニングイベント「バックオントラック」に登場した。PCRSがプリペアしたi20 R5でのタイムアタックを中心に行われたこのイベントには、国際、国内で活躍する様々なレベルからドライバー11人、コ・ドライバー7人が参加。走行のほかにもメディア対応やPRのトレーニングが行われ、SIMレーシングのスキルを試すチャンスも与えられたという。

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