第10戦オーストラリア:フォードが1-2体勢でデイ3へ – RALLYPLUS.NET ラリープラス

第10戦オーストラリア:フォードが1-2体勢でデイ3へ

 

 第10戦ラリーオーストラリアは、デイ2後半を終えてヤリ-マティ・ラトバラが首位、22.7秒遅れてミッコ・ヒルボネンが続き、フォードが1-2体勢を築いている。

 デイ2午後に入ると、デイ1でデイリタイアを喫して大幅に順位を落としたシトロエン勢が気を吐きベストタイムを独占。SS15〜17、SS20はオジエが獲得した。その結果、オジエはポイント圏内となる10位のエフゲニー・ノビコフから2分33秒5遅れの11位に浮上。「ラリーは何が起こるか分からない」とポイント獲得をあきらめてはいない。

 一方ローブもSS18〜19でベストタイムをマーク。「メカニックがいい仕事をしてくれたおかげで今日もラリーをすることができた。人生でこんあことはそうそう起きることじゃない。受け入れるしかないよ」と語り、10位から12分38秒1遅れの16位。さすがに巻き返しは厳しそうだが、パワーステージのポイントなど一縷の望みは捨てていない。

 総合3位はペター・ソルベルグ。積極的にプッシュし、SS17ではフロントにダメージを負ったものの、2位ヒルボネンと36.8秒、首位ラトバラと59.5秒まで差を詰め、わずかな可能性を残している。兄のヘニング・ソルベルグはデイ2を走るWRカー勢の中で唯一のリタイアを喫した。

 現在ドライバーズランキングは首位ローブが192ポイント、2位オジエが167ポイント、3位ヒルボネンが156ポイント、4位ラトバラは大きく離れて96ポイント。選手権を考えればヒルボネンに25ポイントを上乗せし、オジエを抜いてローブに迫りたいところ。

 デイ3でフォードがどのような戦略を行使するか、そしてシトロエン勢がどこまで巻き返せるか、ペターの久々の優勝はあるのか……。

 デイ3は6本のSSで、日本時間の5:56にスタートする。

【SS20後暫定総合】
1:J.ラトバラ 2:43:47.4
2:M.ヒルボネン +22.7
3:P.ソルベルグ +59.5
4:M.ウィルソン +5:53.7
5:K.アル-カシミ +9:24.4
6:H.パッドン +13.29.2



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