全日本ラリー新城:実質的な開幕戦、王者新井敏弘が警戒するのは新井大輝 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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全日本ラリー新城:実質的な開幕戦、王者新井敏弘が警戒するのは新井大輝

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2020年シーズン全日本ラリー選手権第2戦「新城ラリー2020」が、3月13~15日に愛知県新城市を舞台に開催される。開幕戦に予定されていた「Rally Tsumagoi」が昨年の台風19号の影響からキャンセルとなったため、実質的な2020年シーズンの開幕戦となった。また、新型コロナウイルス感染拡大を受け、ギャラリーステージや出店ブース、サービスパークを含めて、観客を動員をせずに競技を実施することが決まっている。

昨シーズン最終戦福島もキャンセルになっているため、全日本ラリーが開催されるのは第9戦高山以来5カ月ぶり。WRC候補イベントとして行われたセントラルラリーに参戦したドライバーでも、4カ月ぶりの実戦となる。久々のラリーに挑む、2019年シーズンのJN1クラス王者の新井敏弘(スバルWRX STI)は、チームメイトであり息子の新井大輝を警戒した。

「レッキの段階からステージはかなり汚れていました。それはいつもの新城なので、分かっていたことです。クルマは万全の準備してきましたが、最初からしっかり走らないと、大輝に負けてしまいます。もちろん地元の勝田(範彦)選手も速いですし、油断せずに攻める必要があります」

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その新井大輝(スバルWRX STI)が新城ラリーを走るのは、シトロエンDS3 R3Tで参戦した2016年以来、実に4年ぶりとなる。

「本当に久々の新城ですね。レッキでは思っていたよりも難しく感じました。路面の特徴はあまり変わっていませんでしたが、前回よりも路面に砂が乗っていて、苔などもあって汚れていました。それが実際の走行ではどうなるのか、見極める必要があります。しっかりペースノートを作らないと、一瞬のミスで終わってしまうラリーです」

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昨年の新城を制した勝田範彦(スバルWRX STI)は、今シーズンからラリー中の使用タイヤが6本に制限されることが鍵になると指摘した。

「昨シーズンの走りを振り返って、足回りのセッティングを少し柔らか目に変更しています。それが実際の走行でどのように影響するかですね。ラリーとして一番大きいのはタイヤの使用制限。足回りの方向性を変えたのは、6本という使用本数に対応する意味もあります。無理をすれば、タイヤがダメになるでしょうし、どのようなペースが正解なのか、本当に厳しい戦いになると思っています」

ラリーは3月14日(土)朝に新城総合公園をスタートし、初日は6SS、40.80kmを走行する。



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