2020年ダカール:トップ3の接戦がさらに激化、アル‐アティヤはサインツにわずか24秒差 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

2020年ダカール:トップ3の接戦がさらに激化、アル‐アティヤはサインツにわずか24秒差

©Marcelo Maragni/Red Bull Content Pool

2020年のダカールラリーは、1月14日、第9ステージに設定されたワジ・アル−ダワジール〜ハラド間の415kmの走行が行われた。

リエゾンも含め、1日で合計900km近くの行程を走り切らなくてはならないマンモスステージ。スペシャルステージでは、カー部門のトップ争いの中でも激しいプレッシャー合戦が展開された。カルロス・サインツは依然としてステージ3から守っている首位に立ち続けているが、前回覇者のナッサー・アル‐アティヤはこの日を終えてわずか24秒と一気に差を詰めてきた。
「前半セクションで道を見失い、5分ほどタイムをロスした。その後は、何が起きたのか分からない。タイヤからトレッドがなくなり、止まらなくてはならなかった。今日は自分たちの流れではなかった」と悔しさをにじませるサインツ。

Flavien Duhamel/Red Bull Content Pool

一方、ついに逆転も視野に入ってきたアル‐アティヤは「バギー勢が速かったので、差を詰められてよかった。今日はベストを尽くしたし、とてもいい走りができたと思う」と手応えを見せた。
「カルロスとの差を詰めることができてうれしいが、まだ彼のタイムが出るのを待っているところ。明日と明後日は、みんなにとってものすごく難しいと思う。明日は、ステファン(ペテランセル)が先頭走者なのでよかった。トップ3がかなり僅差になってきたようだ。3人ともダカールで勝てる実力を持っているドライバーだ」

総合3番手につけるステファン・ペテランセルも、この日はステージウインをマークして、サインツとの差は6分半近くとなっている。
「今日も、フルアタックのステージだった。自分たちも最初はフルアタックだったが、あまり差が広がらなかった。終わってみれば、レースが始まった頃と同じような感じ。午前中は道がとてもラフでツイスティで、モロッコのような感じだった。その後、一気に速度域が高くなった。ナビゲーションのミスは一切なかった。上位陣にプレッシャーを与え続けていくよ」

Marcelo Maragni/Red Bull Content Pool

15日の第10ステージは、マラソンステージの前半、ハラド〜シュバイタ間の534kmとなる。クルー陣は夜もメカニックとは別行動となるため、修復を受けることができない。イベントも終盤に向けて、大きな山場を迎える。

2020年ダカールラリー 暫定結果(第9ステージ終了後)
1 C.サインツ(MINIバギー) 35:11:54
2 N.アル-アティヤ(トヨタ) +24
3 S.ペテランセル(MINIバギー) +6:38
4 Y.アルラジ(トヨタ) +34:16
5 O.テラノバ(MINIラリー) +49:41

第8ステージ、トヨタ・ランドクルーザー200で参戦しているトヨタ車体のチームランドクルーザー・トヨタオートボデーは、クリスチャン・ラヴィエル/ジャン・ピエール・ギャルサン組、三浦昂/ローラン・リシトロイシター組が、それぞれ総合30番手、33番手と、市販車部門での1−2体制を維持している。

三浦が駆る338号車は、前半でリム落ち1本を喫した後、砂丘で先行のトラックがスタックしたことで、自車もそのままスタック。脱出に20分近くかかったほか、ミスコースも喫したが、無事にこの日を走り終えた。
「前半のスタックで20分、ミスコースで5分のロスは残念だが、仕方がない。砂丘は昨年のペルーほど長くないので、集中して走ることができた。とにかくゴールまで車両を壊さないように、一層気をつけて走りたい」と三浦。

日野チームスガワラの菅原照仁/染宮弘和/望月裕司組(HINO 500)は、この日、トラック部門7番手のタイムをたたき出し、総合順位でも10番手をキープするとともに、9番手との差も2分11秒に詰めた。「ダカールエクスペリエンス」制度を適応し、賞典外で走行している塙郁夫/塙雄大/毛塚麻由美組(HINO 600)は、前日のステージで転倒を喫したが、トラブルを修復し走行を続けている。

この日、好タイムをマークした菅原は「砂が柔らかく、今回のダカールでは一番難しい砂丘だった。しかし、ナビはバッチリ、メカもしっかりしていて問題なし。途中50kmくらいはアクセル全開速度140km/hで走る高速ステージで、気持ちがよかった」と好調の様子を語っている。

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