2012年のJRCにラックが投入するトヨタ86。3月1日、美浜サーキット(愛知県)で行なわれたシェイクダウンでは勝田範彦によるマシンチェックとともに、筒井克彦、香川秀樹、大倉聡の3名によるドライバーズオーディションが行なわれていたのだが、本日その選考結果が発表された。
トヨタ86のドライバーに抜擢されたのは、これまでホンダのFRスポーツ、S2000を武器にJN3クラスで活躍してきた筒井で、オーディションでも49秒150の香川、49秒525の大倉を抑えて48秒765と候補ドライバーのなかでベストタイムをマークした。
ラックの勝田照夫代表によれば「タイムとドライビング、人間性で判断した」とのことで、ターマックでのパフォーマンスを考えれば順当な人選と言えるだろう。
「セッティングとともにドライビングも調整が必要なので、今後はチームでトレーニングを行なっていきたい」と勝田代表。
福岡出身の筒井は唐津のワイディングを知り尽くしているだけに、開幕戦のツール・ド・九州でもトップ争いを展開することだろう。