ヘイデン・パッドン、Mスポーツ・フォードからフィンランド参戦決定 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

ヘイデン・パッドン、Mスポーツ・フォードからフィンランド参戦決定

©Hayden Paddon PR

Mスポーツ・フォードは、ヘイデン・パッドン/ジョン・ケナード組を、WRCラリーフィンランドでサードカーのクルーとしてエントリーさせることを発表した。マニュファクチャラーズ選手権ポイントの対象としてもノミネートする。

パッドンは、2013年のカタルニアにフォード・フィエスタRS WRCでWRカー初参戦。2015年にはWRCで初ポディウム、そして2016年のラリーアルゼンチンでは、衝撃のアタックを見せて初優勝を飾っている。これまでトップ3フィニッシュを8回飾っているパッドンにとって、今回のフィエスタWRCでの参戦は80回目のWRC参戦で、フィンランドへの参戦はこれが10回目となる。パッドンは、フィンランドまでにテストを1日行ってプリペアを行うという。

クレイグ・ブリーンがヒュンダイからフィンランドに参戦するというニュースの衝撃も冷め止まぬ中、今度はヒュンダイの元ワークスドライバーであるパッドンがMスポーツ・フォードから参戦と電撃発表が続くWRC界。今季はWRCのシートを失い、ニュージーランド国内戦やAPRC、ヨーロッパのラリークロスに参戦を続けているパッドンは「ジョンも自分も、WRCに戻れる事に本当に盛り上がっている。特に、横目で見ている時間は辛かったからね」と心境を語る。
「契約がまとまってからまだ日はそれほど経っていないが、Mスポーツはとても歓迎してくれている。自分にも自信になったし、カレンダーの中でも大好きなイベントで、一緒に好リザルトを目指して戦っていくことができる」

「また、長年のパートナーであり、このチャンスをつかむことを受け入れて激励してくれたヒュンダイNZにも心から感謝している。ニュージーランドでも国外でも、これだけ支えてもらうことができる自分は本当にラッキーだ」

一方、Mスポーツ・フォードのチーム代表、リチャード・ミルナーは「ヘイデンがWRCの現場に戻ってくるのは素晴らしい事だし、彼がフィエスタから参戦できる事になって我々も盛り上がっている」と歓迎している。
「彼は、ラリーで勝てるドライバーだし、我々は好パフォーマンスを披露することを目指している中、彼のような力量を持つドライバーを迎える事ができるのは大変いい事だ」と語る。

「あっという間に契約がまとまったので、自分たちもすぐに行動に移す事ができた。ヘイデンは非常に気合いが入っているし、すごくエキサイティングなパフォーマンスを披露するポテンシャルを持っている。ラリーファンのみなさんと同じように、我々も彼とジョンが選手権に戻ってくる事を楽しみにしているよ!」



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