WRC南米グラベル2連戦の初戦はシリーズの名門アルゼンチン – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRC南米グラベル2連戦の初戦はシリーズの名門アルゼンチン

©Toyota Gazoo Racing WRC

コルシカの九十九折りステージの後、2019年WRCの舞台となるのは、広大なパンパ(ラプラタ川流域に広がる草原地帯)と起伏の激しい山脈が舞台のアルゼンチン。南米グラベル2連戦の初戦だ。

コルドバ州のヴィラ・カルロス・パスを拠点とするこのイベントは、ステージ脇に押し寄せる何千人もの情熱的な観客がかもしだす、活気にあふれたにぎやかな雰囲気で知られ、観客の多くがキャンプを張って友人や家族と夜を過ごし、WRカーが走る時間となればステージ脇のシートに繰り出す。

ラリーのコースは、渓谷の高速からソフトでサンディな道、山の上に上がればナローな道で霧や凍った区間が出てくることもあるなど、多彩でチャレンジング。参戦するクルーにとっては、常にコンディションが変化することから、非常にタフで対比の激しい試練だ。ルートには川渡りも多く登場し、ウォータースプラッシュはラリーを代表する光景となっている。

ベルギーのティエリー・ヌービルは、コルシカの最終ステージで逆転優勝を飾ったことで、選手権リーダーとしてこの南米戦を迎える。しかし、タイトル争いのポイント差はわずかで、シトロエンのセバスチャン・オジエとは2ポイント差、トヨタのオィット・タナックとも5ポイントしか離れていない。タナックは12ヶ月前のアルゼンチンで圧勝を飾っており、2017年にはヌービルもWRC史上稀に見る僅差で優勝している一方で、WRC6連覇中のオジエは、このイベントではまだ初優勝に挑み続けている。

Mスポーツ・フォード、シトロエン、シュコダはいずれもWRC2プロにノミネート。ガス・グリーンスミス、マッズ・オストベルグ、マルコ・ブラシア・ウィルキンソンがそれぞれ参戦する。さらにWRC2にも、6人がエントリーしている。

■ラリールート
今年のラリーアルゼンチンのルートは、2018年からわずかな変更しか加えられていない。競技は、サービスパークも置かれるリゾートの街、ヴィラ・カルロス・パスでのスーパーSSで開幕。地元のテーマパークでは、金曜日と土曜日の日中にも同様の観客向けステージが設定されている。本格的な競技が始まる金曜日は、カラムチタバレーに3SSを2ループする構成、土曜日は同様の構成がプニラバレーに設定される。日曜日はトラスラシエラ山脈に向かい、イベントの象徴的なステージであるエルコンドールは2回走行。2回目はラリー最終のパワーステージに指定されている。この2本の間には、ジウリオ・セサーレの山岳ステージを走行するが、昨年とは逆方向での設定となっている。

■ラリーデータ
開催日:2019年4月25-28日
サービスパーク設置場所:ヴィラ・カルロス・パス
総走行距離:1300.38km
総ステージ走行距離:347.50 km(SS比率:26.7%)
総SS数:18

■開催選手権
WRC
WRC2プロ
WRC2

ワールドラリーカレンダー2020