WRCメキシコ:ヌービル「絶対にあきらめない」デイ2コメント集  – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCメキシコ:ヌービル「絶対にあきらめない」デイ2コメント集 

©Hyundai Motorsport GmbH

ラリーメキシコ、デイ2終了後の各ドライバーからのコメント(抜粋)。サバイバル戦のメキシコ、本格的に競技が始まったその日の午前にパンクに見舞われたヒュンダイのティエリー・ヌービルは、チームメイト2人もデイリタイアと厳しい状況の中、自分を奮い立たせるようにコメントを絞り出した。

[シトロエン・トタルWRT]
シトロエンC3 WRC

■セバスチャン・オジエ/総合首位
「とても難しいコンディションだったが、自分たちはとてもいい一日を過ごせたのは明らか。グリップレベルは、特に午前は低かったが、既にラインがあったので走りやすかった。今日をいい順位でフィニッシュすることが重要だったので、イベント最長の明日をいい走行順で走ることができる。その走行順を活かしながら慎重にもいかなくてはならない。明日はかなりトリッキーなセクションがあって、ナローでおそらく道がかなりラフになると見ている」

■エサペッカ・ラッピ/総合5位
「グリップの低い道もあったので、まだC3 WRCのドライビングを学んでいるところだ。経験も少ないがタイムは、徐々にいい方向へ進んでいる。ラリーの残りはかなり砂利が多いと見ているが、直接のライバルは自分たちよりも走行順がいい。でも、出来る限りいいリザルトを目指して戦い続ける」

[Mスポーツ・フォードWRT]
フォード・フィエスタWRC

■エルフィン・エバンス/総合2位
「すごくよかった。限界で攻めていた感じではなかった。クリーンでラインに留まりながらグリップを得ることに徹していた。かなりスリッパリーだったが、明日、もっとグリップがあればもう少し速くなるはずだ。この先は、とてもいいステージもあれば、本当に厳しいステージもある。その全てを適切に走らなくてはならない。何が起こるか分からないので、プッシュを続けていく。まだ先は長いからね」

■テーム・スニネン/SS2でラリーリタイア
「クリーンに走っていたが、大きな石にヒットした。右フロントを失ってスピンし、山側にぶつかった。かなりひどくダメージを受けたので走行を続ける事はできなかったが、自分とマルッコが無事だったことが何よりだ」

[トヨタ・ガズーレーシングWRT]
トヨタ・ヤリスWRC

■クリス・ミーク/総合3位

Toyota Gazoo Racing WRC


「このマシンでのグラベル初日を終えて3番手につけられて、かなりハッピー。首位と張り合う速さが出せていなかったが、自分たちにドラマはなくマシンはパーフェクトだった。車内にダストがたくさん入り込んだ時があって前が見にくくなったが、マシンのパフォーマンスはよかった。明日は長い一日で、トリッキーなステージや厳しい道がある。2位とはそれほど離れていないし、今日よりも走行順がいいので、できることを尽くしていきたい」

■オィット・タナック/総合4位

Toyota Gazoo Racing WRC


「一日を通してマシンのフィーリングはよかったので、かなり楽しめたし、ハードにプッシュする自信もあった。午後は危ない場面がいくつかあった。限界で走っていたんだ。明日の走行順はスーパーSS前の順位で決まったので、後ならもっとよかったが、少なくともコンディションはもっとイコールになる。2位とはそれほど大きく離れていないので、チャンスは巡ってくると信じている。

■ヤリ‐マティ・ラトバラ/SS8前でデイリタイア

Toyota Gazoo Racing WRC


「最初のステージは慎重になりすぎたが、その後はリズムをつかみ、マシンも本当にいい動きをしていた。午後の間もよくなり、4番手まで上がった。しかし、オルタネーターの蓄電が止まってしまった。その後もなんとか2本を走ってリエゾンを進んでいたが、最後の2本のスーパーSSは走る事ができなかった。こんな事が起こるのは悔しいが、モータースポーツはこういうもの。とにかく前を向いて、残りも戦い続けるしかない」

[ヒュンダイ・モータースポーツ]
ヒュンダイi20クーペ WRC

■ティエリー・ヌービル/総合6位
「午前中のパンクで、現実的に厳しくなった。この状況の中で落胆は隠せないが、それでも挽回を目指した。ステージを5、6km走ったところでコースオフしそうになり、大きな石を避けようとしたが、そのうちの一つにヒットしてパンクした。避けようがなかった。ここのグラベルステージでは走行順がとても重要だが、今回はその点では不利になりそうだ。もちろん、すごくフラストレーションがたまるが、絶対にあきらめない」

■アンドレアス・ミケルセン/SS5でデイリタイア

Hyundai Motorsport GmbH


「午前はいい流れだったが、午後は運気が一転した。エルショコラテは山場になると分かっていたし、誰もがよく知っているステージだ。それでも、毎年少しずつ違いがある。うまく攻略するために全力を尽くしていた。午前のループでは、それが実ってステージウインを獲得した。ラリーの首位にも立ったし、必死で戦っていたが、エルショコラテの2回目で石にヒットした。パンクしてタイヤを交換したが、10kmしか走っていないところで、石の衝撃でサスペンションが破損し、そこで終わらざるを得なかった」

■ダニ・ソルド/SS7でデイリタイア

Hyundai Motorsport GmbH


「WRCに復帰できて、とてもうれしかった。序盤から上位争いができた。すぐにi20クーペWRCに走りやすさを感じられたし、いいタイムも出せた。首位からわずか4秒遅れの総合2番手につけていたが、オルテガの後で電子系のトラブルが発生した。リエゾンで止まってトラブルを修復しようとしたが、チャンスはなかった。今回は、ポディウムに上がる好チャンスがあったが、もうそれが叶わないのはチームのためにも残念だ」



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