WRCモンテカルロ:ローブ「初めて変わる機会を得た」プレ会見 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCモンテカルロ:ローブ「初めて変わる機会を得た」プレ会見

©Hyundai Motorsport GmbH

WRCモンテカルロのシェイクダウン後に行われたプレイベントカンファレンスの内容(抜粋)。昨年末に発表したヒュンダイと電撃契約から、ついに初実戦の舞台に登場したセバスチャン・ローブ。見慣れないヒュンダイのスーツに身を包みながら、自身も初めて経験する変化を楽しむ気分を明かした。

●WRCプレイベントカンファレンス出席者

Hyundai Motorsport GmbH

セバスチャン・オジエ=SO(シトロエン・トタルWRT)
セバスチャン・ローブ=SL(ヒュンダイ・シェル・モビスWRT)
クリス・ミーク=KM(トヨタ・ガズー・レーシングWRT)
テーム・スニネン=TS(Mスポーツ・フォードWRT)

Q:2019シーズンはたくさんの変化があるが、君もWRCのキャリアを始めたチームに戻る。まず、復帰した気分は。
SO:一言で言えば、ワクワクしているよ。モンテカルロのスタートを前にするのは、いつでもワクワクするが、新しいチーム、新しいマシンだから、なおさらだ。新しい環境の中で自分がどこまでできるか、楽しみにしている。滑り出しは順調だが、ドライでのシェイクダウンに大きな意味はない。今晩は、違うコンディションが予想される。スタート前の行事を全てこなして、少し疲れているが、ヘルメットを被って戦いを始める気分は高まっている。

Citroen

Q:C3 WRCはデビュー以来、様々な変更が行われてきて、たくさんのドライバーがステアリングを握ってきた。最初の印象は? このマシンの強さは? もっと手を加えなくてはならないと思う部分はどこか。セッティングは合っていると感じるか。
SO:フィードバックについては、100%にするためにまだ作業を続けているが、速さはあるし、そこは重要な点だ。マシンの全ての要素を少しずつ使わなくてはならないので、今回はトラブルを避け続けることが目標。それができて、タイヤ選択が合えば、結果もついてくる。完璧ではなくても、十分なパフォーマンスは持っている。

Q:今晩は新しいステージがあるが。
SO:とても新しい。自分はこの辺りの出身だが、このステージの多くは全く見たこともない。こんなフィーリングは自分は好きだよ。みんなが同じ状況。新しいノートを作って、攻める。でも、凍ってスリッパリーなコーナーは、危険だということは予想できる。今日だけでラリーを勝つことはできないが、失うことはあり得るからね。

Q:チームでの感じはどうか。
SO:いいね。まだ何か足りない部分がある感じはするし、改善できることもたくさんあるが、みんなはモチベーションを高めているし、シーズンをうまく滑り出せることを期待しているよ。

Q:セブ、ヒュンダイという全く新しいチームで新しい冒険に踏み出すシーズン。シトロエンのオーバーオールを着ていない君を見ないことに、みんな慣れが必要じゃないかな! 自分はこの変化に対応できているか。
SL:変わる機会を得たのは初めて。これまでシトロエンでは、何をするのも自分をキープしてきたからね。今年は、そうはならなかったので、自分も変わるチャンスが生まれた。どんな感じになるのか、楽しいよ。適応するのは簡単ではない。これまで自分がドライブしてきたマシンはどれも、ステアリングやブレーキは同じような感じだったが、今回はフィーリングが違う。すぐに違いは分かったが、楽しめているよ。新しいチームで、これまで付き合いのなかったスタッフと一緒に働く方法を模索しているところだ。ワクワクしているよ。

Q:このマシンの強さは?
SL:とてもドライブしやすい。フルのドライでは、これまでのシトロエンよりも少しスライドするかもしれないが、このマシンでは攻めるのは簡単になった。まだ十分走り込んでいないが、いいポテンシャルはある。

Q:今晩のタイヤチョイスはどうするか。
SL:スタート順が9番目なので、8台のタイヤチョイスの様子を見られるかな。アイディアが固まりそうだよ! 今晩は、かなりややこしくなるかもしれないね。

Q:選手権復帰おめでとう、クリス。新しいチーム、新しいマシン、新しいコ・ドライバー、新しいことばかりだ。今シーズンに向けての準備は万端か。
KM:戻ってこれて、うれしいよ。新しいチームで雰囲気も新しく、車内もセブ・マーシャルと新しい雰囲気。ラリーから少し離れていたので、全てを新たに整えることができた。トヨタに入るチャンスをもらえたおかげで、ここまでうまく行っている感じだ。マシンを完全に理解するには、もっと走らなくてはならない。シェイクダウンは、ヘルメットを被って、新しいステージを計測する。全て違う気分だったよ。自分が走る前に2人から、シェイクダウンは実戦とは違うと聞いていた。自分はまだ学ばなくてはならないことがたくさんあるし、今はガマンだ。

Toyota Gazoo Racing WRC

Q:今回の目標は。
KM:特にこのラリーでは、目標はない。ターマックで2日テストをしたが、実戦からは9ヶ月離れていた。ステージに出るまでにマシンを完全には理解できない。9ヶ月ぶりで今朝は少し不安もあったが、すぐに勘を取り戻せたみたいで、よかったよ。

Q:チームの中での力関係は。トミ・マキネンと一緒に仕事をするのは、ここまでどうか。自分にとってヒーローのような存在では。
KM:ゲームの戦い方を知っている人々と一緒に仕事ができて、うれしいよ。チームはフィンランド拠点で、フィンランドの人たちはモータースポーツへの知識が豊富で、彼らの血にはモータースポーツが流れている。話すよりも、動く方が多い。この雰囲気は気に入っているよ。

Q:10年以上一緒だったポール・ネーグルから、コ・ドライバーを変えたが、セブ・マーシャルとのコンビはここまでどうか。
KM:セブのことは何年も知っているし、最近はサービスパークでも見かけるようになった。いつもコ・ドライバーとしてではなかったかもしれないが、いろいろな役目を担っていた。関係はいいが、お互いをよく知るのは長いリエゾンを走らなくちゃね。

Q:テーム、MスポーツでWRカーでフルシーズンを戦うのは今年が初めてだ。昨年のモンテはR5での参戦だった。今回、何を期待しているか。
TS:WRカーでここを走るのを、本当に楽しみにしている。スノーや凍ったコーナーのある難しいラリー、チャレンジングだ。

M-Sport

Q:コ・ドライバーも、新たにマルコ・サルミネンとなる。様子はどうか。
TS:いいね。とてもいい関係を築いているし、シェイクダウンでは、ペースノートもうまく行った。今のところ、ハッピーだよ。

Q:今年の目標は。
TS:より安定感のある走りで、昨年よりもポディウムの回数を増やし、ペースを高めること。

Q:チームからのアドバイスは。
TS:冷静を維持して、あまりリスクを負わずに自分のことに専念すること。自分は、正しいことに専念しなくてはならない。

Q:昨年はセブ(オジエ)から学んだことも多かったと思うが、今回役に立つか。
TS:そうだね、たくさんのことを学んだ。彼のタイヤセットアップを参考にできたことはよかったが、これからは自分でやっていかなくてはならない。もしかしたら、彼に電話をかけるかもね。まだ番号を持っているよ! チームの中でステップアップできるのはうれしいよ。

Q:今回、用意できるタイヤ選択について説明して欲しい。
SO:他のラリーよりも、選択肢は多い。シーズンのこの後は、2種類しかないので、今回はタイヤの種類が多くて、とてもエキサイティングだよ。戦略的チャンスが増える。でもここでは、コンディションも大きく変化する。サマータイヤでアイスやスノーを走る気分は想像できるだろう? それが、ここでは起こりうる。生き残るのは大変だが、うまく折り合いをつけなくてはならない時もある。

SL:セブ(オジエ)が、だいたいのことは言ってくれた。今回は選択肢が多い。ステージには、アイスやスノー、ウエット、ドライターマックがあるところもある。スリックでターマックを走った経験から計算しなくてはならない。計算して、チョイスを決める。簡単にはいかない。

KM:同感だ。

TS:信頼できるグラベルクルーがいることも必要だ。



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