【Martin’s Eye】WRCローンチインタビュー:クリス・ミーク – RALLYPLUS.NET ラリープラス

【Martin’s Eye】WRCローンチインタビュー:クリス・ミーク

©Toyota

「契約した数日後、フィンランドであのマシンをテストした時の第一印象は、本当に感動的だった。フィンランドで開発されたマシンだし、ここ2年のラリーフィンランドで勝っているマシンだから、いいマシンだろうとは予想していたけれどね。おかげで、自分への自信にもなった。モンテカルロ向けのテストを2日間終えて、全てが心強く感じる。パッケージが一体になって、お互いがうまく作用している感触がある。自分にとって、新しい経験だよ」

「100%の気持ちで臨んでいるチームの一員になれて、自分もとてもワクワクしている。みんなのターゲットはただ一つ、マシンを改良し続けて、できる限り速くさせることだ。昨年の後半にオィット・タナックが見せたパフォーマンスは、シンプルに素晴らしいものだった。彼の速さは、目を見張るほどだった。マシンがどこを走っても強いと分かっていると、自分にも自信になる。シーズンが始まるのが待ち切れないよ。自分を支えてくれることの全てを信じることができる。自分はとにかく、シーズンをいい形で過ごしていきたいと思っている。テストでのマシンのフィーリングは実戦とは異なるが、でもヤリスの最初のフィーリングは間違いなく大きな自信になる。自分が楽しんでドライビングすることができれば、間違いなくリザルトもついてくる」

トミ(マキネン)は、2018年の終盤、君のラリーマシンを開発する経験に非常に感銘を受けたと語っていた。
「自分はマシン開発の経験が豊富だ。R5、R2、どのマシンでもね。でも、自分にその機会が与えられなければ、その経験も積むことはできない。シトロエンC3のプロジェクトに関わった時は、流れが良かった時よりも辛い時期の方が学ぶものは多かった。全てが順調に進んでいる時は、自分がいい仕事をしているのだと分かる。でも、間違った方向に進んでいると正解を探さなくてはならないので、より多くのことを学び始めるようになる。深く学べたことがたくさんあるよ。トヨタも、そうした経験がたくさんあるようだ。まだ、いろいろな路面でテストをしなくてはならないが、トヨタの意識、トミの影響、全てにおいて、マシンを改良し続けられると確信しているよ」

旧友でもあるポール・ネイグルがいなくなるが。
「そうだね。ポールには、本当に感謝している。11年、一緒に組んだんだ。この10年間は、自分の奥さんと過ごす時間よりもポールと一緒にいた時間の方が長い。この決断をするのは簡単なことではなかったが、機会があれば新しいスタートを切りたいと思っていた。昨年の中盤から、セブ(マーシャル)に注目していた。マシンの中での能力を感じていたし、自分の申し出を快く受けてくれた。マシンの中の雰囲気も新しくなるよ。ここまで数回一緒にテストをしたが、ノートの作り方を練習したりしてきた。彼は、本当に切り替えのうまい人でクレバー、やる気に満ちている。まずは始めてみないと。でも、いい仕事をしてくれると確信しているよ」
(Martin Holmes)



ワールドラリーカレンダー2020