WRC第7戦ニュージーランド:デイ1出走順が確定 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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WRC第7戦ニュージーランド:デイ1出走順が確定

 

 WRC第7戦の舞台は2010年以来2年ぶりとなるニュージーランド。ホストタウンのオークランドを中心に北側と南側にステージが広がり、デイ1、デイ2ともにリモートサービスを軸としたアイテナリーが組まれた。デイ3はオークランドのサービスを中心に、北側の比較的近い地域でステージを実施。SSは全部で22本、その合計距離は413.94kmと今季6回目の400kmオーバーイベントとなった。

 今回は参戦するドライバーたちの顔ぶれに若干変化があった。カタールWRTのナッサー・アル‐アティヤが射撃の選手としてロンドン五輪に出場するため欠場。代役としてティエリー・ヌービルが出場することになった。また、ブラジルWRTのダニエル・オリベイラも欠場となり、彼のチームを運営するストールレーシングのマンフレッド・ストールが久々にWRCに出ることに。ほかにもケン・ブロック、ダニ・ソルドも元気な姿を見せた。

 冬の始まりを迎えた北島の天気は安定せず、雨で路面は全般的にウエット。一部は泥濘化しかなり滑りやすくなっている。道が乾けばルーズグラベルの問題が表面化し、ウエットのままだと路面の荒れ具合が大きなポイントとなる。出走順を決めるための予選ではヤリ‐マティ・ラトバラがトップタイム。2位はミッコ・ヒルボネン、3位はペター・ソルベルグ、4位はセバスチャン・ローブとワークス4名がトップ4を占めた。

 注目の出走順決定セレモニーでは、最初に登壇したラトバラがWRカー勢で最も遅い13番手スタートを選択。続いてヒルボネンは先頭スタートを選び、ソルベルグは2番手、ローブは3番手を選択するなどトップ4のうちラトバラだけが他とは異なる戦略を選ぶ結果となった。シトロエン勢は初日の大雨を予想し、ソルベルグは保険としてラトバラと正反対のポジションを選ぶことをチームから要請された。
 ラトバラは「道が乾きドライコンディションになったら先頭スタートは大きなハンデとなる。遅いスタート順の方が安全策に違いない」と、その理由を説明した。



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