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WRCラリーGB:WRC2部門はロバンペラが2度目の優勝

©Skoda Auto

WRC第11戦ウェールズ・ラリーGBのWRC2部門は、シュコダ・モータースポーツのカッレ・ロバンペラ(シュコダ・ファビアR5)が部門優勝を飾った。10月1日に18歳になったロバンペラは、昨年のラリーオーストラリアに続いて2度目のWRC2勝利。しかし、オーストラリアでは部門エントリーが1台のみだったのに対して、今回は重みが違う。ディフェンディングチャンピオンでチームメイトのポンタス・ティデマンドほか、並みいる部門強豪勢を抑えての価値ある優勝となった。そのティデマンドも部門2位に入り、シュコダ勢が今季3度目の1-2フィニッシュを果たしている。

ヨンネ・ハルッツネンと組むロバンペラは、SS1で部門トップに立つと、一度もその座を譲らずにWRC屈指の名門イベントで部門制覇。全23SS中、15本でベストタイムを叩き出し、王者ティデマンドに対し1分以上の差をつけての圧倒的な強さを披露した。
「リスクは避けていたが、集中力を途切れさせないように自分のスピードは維持していた」と語るロバンペラ。

ティデマンドはSS20で、バンクに引っかけて右リヤサスペンションにダメージを負い12.2秒をロスする場面もあったが、リエゾンで修復しラリーを走り切ることに成功。選手権争いでは、今回欠場した選手権首位のヤン・コペッキーとの差を14ポイントに詰めている。しかし、シュコダ・モータースポーツは、残り2戦のコペッキーとティデマンドの参戦プログラムについてまだ確定しておらず、動向が注目される。

フォード・フィエスタR5のガス・グリーンスミスは、ティデマンドがトラブルに見舞われたことから2位浮上を狙ったが、タイムを詰め切るだけのステージ距離が足りず3位でフィニッシュ。しかし、ポディウムに上がるのは、今季4度目となった。

ポディウムに一歩届かなかったのは、ヒュンダイの育成ドライバー、ヤリ・フッツネン(ヒュンダイi20 R5)。最終日にグリーンスミスに追いつくことを目指し、最終ステージでは部門トップタイムも叩き出したが及ばなかった。シトロエン・レーシングのステファン・ルフェーブル(シトロエンC3 R5)は、最終日をクリーンな走行でまとめ、5月のポルトガルでの部門3位以降のベストリザルトとなる5位でフィニッシュした。

WRCラリーGB WRC2部門最終結果
1. K.ロバンペラ(シュコダ・ファビアR5) 3:15:27.2
2. P.ティデマンド (シュコダ・ファビアR5) +1:34.2
3. G.グリーンスミス(フォード・フィエスタR5) +2:13.6
4. J.フッツネン(ヒュンダイi20 R5) +2:56.8
5. S.ルフェーブル(シトロエンC3 R5) +4:35.4
6. L.ピエニアシェク(シュコダ・ファビアR5) +6:20.1
7. S.テンペスティーニ(シトロエンC3 R5) +8:49.7
8. F.アンドルフィ(シュコダ・ファビアR5) +9:07.1
9. M.ブラシア・ウィルキンソン(シュコダ・ファビアR5) +10:45.0
10. E.カミリ(フォード・フィエスタR5) +27:21.5

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