WRCラリーGB:デイ2、WRC2部門は18歳になったロバンペラがリード – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCラリーGB:デイ2、WRC2部門は18歳になったロバンペラがリード

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WRCラリーGB、WRC2部門は10月5日(金)のデイ2を終えて、カッレ・ロバンペラ(シュコダ・ファビアR5)が、シュコダ・モータースポーツのチームメイト、ポンタス・ティデマンドを58.6秒も引き離す圧倒的な強さを見せて首位に立っている。

10月1日に18回目の誕生日を迎えたばかりのロバンペラは、SS9までに8本のベストタイムを叩き出して、自分自身に最高の誕生日プレゼントを贈った。
「ステージの石を避けることに気を配っていたので、完全に全開ではなかった。午後のループは、もっと速く走ることもできた」とロバンペラは首をかしげるようにコメントしている。

この日の午前に行われたスレートマウンテンのショートステージ、1回目の走行ではティデマンドがベストタイムをマークしたが、ロバンペラの衝撃的な速さには手も足も出ない状態だ。しかし、ティデマンドの狙いはWRC2部門でのタイトル。選手権リーダーのヤン・コペッキーが今戦を欠場していることから、マキシマムポイントを獲得するために選手権に登録するガス・グリーンスミス(フォード・フィエスタR5)よりも上の順位でフィニッシュすることに専念する。

そのグリーンスミスは、地元英国の声援を受けてこの日は部門3番手でフィニッシュ。ティデマンドもかわしそうなほどの勢いを見せていたが、最終ステージではスリッパリーなコンディションに苦戦し5.7秒をロスした。

シトロエン・レーシングのステファン・ルフェーブル(C3 R5)はこの日を通して、同じくC3 R5を駆るピエール・ルイ・ルーベ、ヒュンダイの育成ドライバー、ヤリ・フッツネン(i20 R5)とのバトルを展開した。

最終16.95kmのステージを前に、フッツネンは4番手につけていたが、ウエット&マディなコンディションでグリップを得ることに苦戦し、順位を一つ下げてルフェーブルに4.9秒差でこの日を終えた。ルーベはさらに53.8秒遅れとなっている。

一方、シトロエンC3 R5に電撃スイッチを果たし、その緒戦に臨んでいるオーレ・クリスチャン・ベイビーは、SS4でタイヤ交換を強いられて1分40.8秒をロス。首位に3分48.7秒遅れでこの日を終えた。

前戦トルコで初ポディウムを飾ったクリス・イングラム(ファビアR5)は、その勢いを続けることができず、デイリタイアを喫している。さらにニル・ソランス、エリック・カミリは、午前のループでホイールにダメージを負い、タイヤ交換。その後、スペアがなくなり同じくこの日を終えている。

WRCラリーGB WRC2部門 SS9終了後結果
1. K.ロバンペラ(シュコダ・ファビアR5) 1:09:12.7
2. Pティデマンド(シュコダ・ファビアR5) +58.6
3. G.グリーンスミス(フォード・フィエスタR5) +1:06.3
4. S.ルフェーブル(シトロエンC3 R5) +1:55.1
5. J.フッツネン(ヒュンダイi20 R5) +2:00.0
6. P.ルーベ(シトロエンC3 R5) +2:53.8
7. L.ピエニアチェク(シュコダ・ファビアR5) +3:17.5
8. O.ベイビー(シトロエンC3 R5) +3:48.7
9. M.ブラシア・ウィルキンソン(シュコダ・ファビアR5) +4:55.9
10. S.テンペスティーニ(シトロエンC3 R5) +6:07.0



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