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世界RXラトビア:クリストファーソンが今季8勝目、ワークス3チームがポディウムに

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世界ラリークロス選手権第9戦は9月16日、ラトビアのリガでファイナルの走行が行われ、PSRXフォルクスワーゲン・スウェーデンのヨハン・クリストファーソンが優勝。ドライバーズ選手権でのリードを広げた。クリストファーソンの優勝は、今季8度目。

ラトビアの首都で開催された世界RXのなかでも人気の一戦で、ポディウムには3つのマニュファクチャラーが上がった。2位フィニッシュを果たしたのはEKSアウディ・スポーツのマティアス・エクストローム。チーム・プジョー・トタルのセバスチャン・ローブが3位に食い込んだ。エクストロームはさらに、ファイナルのスタートで最も早く反応したドライバーに贈られるモンスターエナジー・スーパーチャージ賞も獲得している。

「セミファイナルではマティアスの方が滑り出しがわずかによかったが、できる限りブレーキを引き伸ばしてリードを奪い、そこから最初の3ラップはバトルになった。実は自分は少しミスをしていたので、その後は少し慎重になっていた」と明かすクリストファーソン。
「ファイナルでは、最高の滑り出しができた。セミファイナルとファイナルの間にマシンに少し変更を行った。これで少しよくなった。最後の1周半は、昨年ここで勝った時の風景がよみがえったよ」

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ターン1でのポジション争いでは、GRXタネコのニクラス・グロンホルムが3番手を奪取。ヒュンダイi20で力強い走りを見せたフィンランドの若手は、最後までローブとポジション争いを繰り広げ、惜しくもポディウムを逃したが、開幕戦のカタルニア戦と並ぶシーズン自己ベストタイの結果を残した。

一方、チーム・プジョー・トタル勢は、ローブのほかケビンとティミーのハンセン兄弟と、3人のドライバー全員がファイナルに進出する活躍を見せた。5番手、6番手からスタートした2人だったが、ラップ1でティミーがケビンをパスして5番手に浮上。6ラップのレースをポジションをキープしてフィニッシュした。

クリストファーソンのチームメイト、ペター・ソルベルグはセミファイナル1で、エクストロームのチームメイト、アンドレアス・バックラッドはセミファイナル2でともに4位に終わり、ファイナル進出を逃した。

プロドライブ製ルノー・メガーヌRSのゲラン・シシェリ、ライアム・ドーランはファイナル進出を目指したが、セミファイナル5位に終わった。グロンホルムのチームメイト、ティマール・ティマラザヤノフは、セミファイナルでEKSアウディ・スポーツのニコ・ミューラーと接触し、フィニッシュを断念している。ALL-INKL.COMミュニッヒ・モータースポーツのティモ・シーデルは、Q4を終えて13位と、セミファイナルのリザーブ一番手という結果となった。

世界RXの次戦、第10戦の舞台となるのは米国。テキサス州にあるF1グランプリコース、サーキット・オブ・アメリカズ(通称COTA)で9月30日にファイナルが行われる。

世界RXラトビア ファイナル結果
1. J.クリストファーソン(フォルクスワーゲン・ポロGTI) 5:01.530
2. M.エクストローム(アウディS1) 5:03.836
3. S.ローブ(プジョー208) 5:04.862
4. N.グロンホルム(ヒュンダイi20) 5:05.424
5. T.ハンセン(プジョー208) 5:06.177
6. K.ハンセン(プジョー208) 5:08.91

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