全日本ラリー北海道:復興のバックアップに。義援金募金活動も計画 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

全日本ラリー北海道:復興のバックアップに。義援金募金活動も計画

©Takuto Nishio

全日本ラリー選手権第8戦「RALLY HOKKAIDO」が、9月14~16日に北海道帯広市を舞台に開催される。ラリー前週に北海道胆振東部地震に見舞われたが、主催者は予定通りの開催を決定。開催期間中に「がんばろう! 北海道」義援金募金活動などを計画しており、復興を後押しする形でイベントを行うという。
 
北海道旭川在住の鎌田卓麻は、「私は地元旭川で今回の地震を経験しました。震災直後ですし、開催に対して賛否両論はありますが、北海道民としては少しでも早く復興して、前に進んでいきたい。今回もラリー北海道は、地元の皆さんと一緒に盛り上げて、復興をバックアップできたらと思っています」と、今回のラリー開催の意義を語る。

第4戦久万高原から4連勝を果たし、ポイントリーダーとしてラリー北海道を迎えた新井敏弘も「被害に遭われた方にお見舞い申し上げます。ラリーは一般公道を使いますし、生活に近い環境で行われます。それにオフィシャルの中には被災された方もいると聞いています。ここで皆さんに楽しんでもらえる走りを見せることが、いまの自分にできることだと考えています」と、語った。

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全日本選手権最長・最速のステージに関しては、「今回も勝負の鍵になるのはクンネイワ(SS4/SS8)だと思います。一昨年の台風後にステージが修復されましたが、路面コンディションは依然として厳しく、パンクの危険性が高い。しかも、車速が高いので、何かが起こる可能性もあります」と、続けた。

今回、勝田範彦、鎌田の状況次第では、久々の全日本制覇を決める可能性もあるが、「グラベルではある程度余裕を持っていますが、ふたりも速い。特に勝田選手は非常にしぶといライバルで、いつのまにか上位に浮上してきます。今回も僅差のバトルになるでしょう。自分からミスをしないように気をつけたいですね」と、笑顔を見せた。

ラリーは14日(金)の18時に1.47kmのSS1で幕を開け、15日(土)、16日(日)の3日間をかけて走行する。



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