全日本ラリーカムイ:SS9を終えて新井が鎌田を逆転、ラリーリーダーに – RALLYPLUS.NET ラリープラス

全日本ラリーカムイ:SS9を終えて新井が鎌田を逆転、ラリーリーダーに

©Takuto Nishio

2018年全日本ラリー選手権第6戦「2018 Sammy ARKラリー・カムイ」は7月1日(日)、1ループ目の2SSの走行を終えて、新井敏弘/田中直哉(スバルWRX STI)が総合首位に立った。10.5秒差の2番手には勝田範彦/石田裕一(スバルWRX STI)がつける。一方、この日を首位でスタートした鎌田卓麻/市野諮(スバルWRX STI)は、SS9でタイヤバーストを喫し、新井から39.5秒差の3番手に後退している。

各クラス上位選手のコメントは次のとおり。

JN6 首位
新井敏弘

「22kmのSS8は引いたら全然ダメ。危なくて心が折れそうになった。常にクルマが振られて、姿勢を作ればフロントがスパッと抜けて草むらに落ちる。もうひとつの7kmのステージ(SS9)はフカフカ。2ループ目には掘れてしまうんじゃないかな。セッティングがどうのこうのというより、心の持ちようですね。なんとかこのまま頑張って優勝を狙っていきたいです」

JN6 2番手
勝田範彦

「最初のSS8は頑張りました。長いところは浮き砂利や水たまりがあったから、出走順で少し有利だったかも知れません。7kmのSS9は新井選手にやられてしまったので差し引きゼロですね。残りのセクションはどんな状況になっているか分からないので、慎重にいかないといけないですよね。ただ慎重に行きすぎるとダメだと思うので、そこそこプッシュしながら頑張りたいと思います」

JN6 3番手
鎌田卓麻

「1本目はけっこう泥が乗っていて、先頭走行だったので苦労して、2本目の左コーナーで石を抱いてしまいバーストして遅れてしまいました。まだ3位なので、上を目指します。セッティングはいい感じなのでこのまま行きます」

Takuto Nishio

JN5 首位
小濱勇希

「長いSS(SS8)がとてもトリッキーで危なかったんですが、頑張って走って差を拡げられました。ストレートを走っていてもクルマが右に左に行って、一瞬たりとも気の抜けない、なかなか難しいSSでした。優勝したいので、道の上に残りながら速く走りたいと思います。クルマに不安はないです。マシンもタイヤもダンパーもバッチリなので、あとはクルーが頑張るだけですね」

JN4 首位
上原淳

「順調なのは印象だけで、最初の22kmのSSでは3〜4回怖い思いをしたし、次の7kmのSSも、ものすごく滑りました。2速メインで行くのですが挙動が大変で、関根選手に負けてしまいました。なんとか無事に戻りたいですね。ダートはともかく舗装が滑る。ダートは掘れるでしょうけど岩盤は固そう。インの草がなぎ倒されて泥が被っているうえに、下が舗装だともう止まりません。残りのステージは安全に走り切りたいですね」

JN3 首位
天野智之

「22kmのSSはクラス順位としてはそこそこだったのですが、総合では排気量の大きなクルマに対して厳しかったですね。KNOLL(SS9)はかなり荒れていたので、ウエットタイヤの方が良かったですね。大倉選手にかなり負けてしまったので、デイポイントを考えると嫌な感じがします。KNOLLの前にウエットタイヤに替えるか、このままいくか悩みどころですね」

JN2 首位
長崎雅志

「レグ1の途中で明治選手が止まっているのが見えたので、そこからは完走ペースに切り替えて、必ずゴールにたどり着くよう走りました。グラベルとターマックが切り替わるので、そのあたりの走り方の切り替えが経験が少なく難しいかなと思います。22kmのSSは走れど走れどいつ終わるのかと思いました(笑)。完走第一というのはありつつ、走り方など試し、クルマと相談しながら今後の糧になるよう、勉強しながら走っていきたいと思います」

JN1 首位
古川寛

「昨日の最後くらいからちょっと乗れはじめて、けっこう安全に走れています。あと30kmあるので油断はできませんが、このままいけそうかなと思います。マージンを残したまま頑張りたいですね。ひとつのミスが命取りなので、何かあったらすぐ終わってしまう。そのリスクを減らしてやらないといけない感じですね。轍はひどいですし、次はもっと荒れるはずです。轍を失敗すると危ないので、それだけは気をつけていきます。クルマは……セッティングに体がなじんできた感じですね」



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