WRCイタリア事前情報:夏のヨーロッパ、灼熱のサルディニアが舞台の難関グラベル – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCイタリア事前情報:夏のヨーロッパ、灼熱のサルディニアが舞台の難関グラベル

©M-SPORT

2018年のWRC第7戦は、地中海に浮かぶサルディニア島が舞台。グラベル4連戦の3戦目にあたる。アルゲーロを拠点とするラリーイタリア・サルディニアでは、島の北部のボコボコした灼熱の路面を走行する、これまでとは違った新たな試練が待ち受けている。

イタリア戦は、WRCが創設された1973年からカレンダーに含まれており、当初はサンレモの沿岸の町をベースとしたミックス路面のイベントだった。2004年にサルディニア島に移り、以来、ここが拠点となっている。WRCもシーズン中盤。ヨーロッパの夏を迎える島の気温も懸念要素で、車内温度が高くなることもクルーには試練の要素となるほか、エンジンやトランスミッションへの負担も通常より大きくなる。

このラリーを前に、タイトル争いは大きく変動し、流れがヒュンダイのティエリー・ヌービルに戻ってきた。ヌービルは、セバスチャン・オジエに19ポイント差をつけての首位でこのイタリア戦を迎える。しかし、選手権リーダーとなれば、初日はステージの走行順が先頭となり砂利掃きの役目を背負うことになる。

現在、トヨタ最上位につけているのは、オット・タナクで選手権3番手。前戦ポルトガルでは0ポイントに終わっているだけに、勢いを取り戻したいところだ。マッズ・オストベルグは、3度目のC3 WRCでの参戦を迎える。WRC2部門には12台がエントリー。今戦では、ERC3連覇を果たしたカエタン・カエタノビッチが登場する。

日本の勝田貴元、新井大輝もトミ・マキネン・レーシングがプリペアするフォード・フィエスタR5で参戦。新井は、コ・ドライバーにヤルモ・レーティネンを迎えての初戦となる。WRC3部門のエントリーは4台となっている。

■ラリールート

FIA

今年のステージのうち60km近くは新設、さらに25kmは逆走での設定となる。木曜日の夜、おなじみとなったイッティリのモトクロスサーキットで2kmのスーパーSSを行った後、金曜日は4SSを2ループする。今年は、カステルサルドのステージが復活する。イベント最長となる土曜日は、3SSを2ループ。モンティ・ラーノと、名物ポイント、ミッキー・ジャンプもこの日に登場する。ループの間には、イッティリのステージを再走する。日曜日は昨年の構成から変わらず、アルゲーロ北部の沿岸を走る2SSを2ループする構成。最終SS20、ササーリ‐アルゲンティエラの2回目の走行がパワーステージに指定されている。

■ラリーデータ
開催日:2018年6月7-10日
サービスパーク設置場所:アルゲーロ
総走行距離:1386.38km
総ステージ走行距離:313.46km(SS比率:22.61%)
総SS数:20

■開催選手権
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