WRCポルトガル事前情報:今季最初のヨーロッパ・グラベル戦 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCポルトガル事前情報:今季最初のヨーロッパ・グラベル戦

©M-SPORT / @World

今週開催されるWRC第6戦ラリーポルトガルは、夏のヨーロッパ4連戦の初戦で、グラベル4連戦の2戦目に当たる。ポルトガル北部のポルトを拠点にするこのイベントは人気が高く、マトシンホス周辺のテクニカルでトリッキーなグラベルステージには何千人もの熱狂的なファンが集まる。

このラリーの初開催は1967年。当時はミックス路面のイベントで、1973年に世界ラリー選手権が始まった際に行われたイベントのひとつだ。2000年代序盤には一時カレンダーから外れたが、2007年に復帰。この時は、南部のアルガルベで行われたが、2015年から北部に復帰し、以来この地で開催されている。

今回は堂々88台のエントリーを集めた。マニュファクチャラー陣は、シトロエン、Mスポーツ・フォード、トヨタが3台ずつ、ヒュンダイは今季初めて4台体制でポルトガル戦に臨む。WRC2も激戦が予想され、17台がエントリーしている。今季は全5戦で構成されるジュニアWRCはシーズン中盤を迎え、14台のフォード・フィエスタR2が登場する。

■ラリールート

FIA


今年のルートはほぼ昨年と変わらず、金曜日にポルトの市街地で行われるステージだけが異なるレイアウトで設定される。世界遺産都市グイマラエスでスタートセレモニーが行われた後、クルー陣はそのままルーサダのラリークロスサーキットに向かい、開幕のスーパーSSに挑む。

金曜日は北部に設定される3SSを2ループした後、新レイアウトの市街地ステージを2回走行。イベント最長となる土曜日も3SSを2ループする構成で、37.60kmのアマランテも含まれている。日曜日は5SSのみの構成だが、名物ジャンプで知られるファフェを2回走行。2回目はパワーステージに指定されている。

■ラリーデータ
開催日:2018年5月17-20日
サービスパーク設置場所:マトシンホス
総走行距離:1538.08km
総ステージ走行距離:358.19km(SS比率:22.62%)
総SS数:20

■開催選手権
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