全日本ラリー唐津:奴田原文雄が最終SSで逆転勝利 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

全日本ラリー唐津:奴田原文雄が最終SSで逆転勝利

©RALLY PLUS

全日本ラリー選手権第2戦「ツール・ド・九州2018 in 唐津」は、三菱ランサーエボリューションXの奴田原文雄/佐藤忠宜がJN6クラスの優勝を飾った。2位は新井敏弘/田中直哉(スバルWRX STI)、3位には柳澤宏至/加勢直毅(スバルWRX STI)が入った。

ラリー最終日となる8日(日)はSS9〜14の6SS、33.34kmという設定。雪まじりの雨という悪天候に見舞われた初日とは打って変わって好天に恵まれ、ドライコンディションのもとで争われた。

ラリーがスタートすると、初日にいまひとつタイムを伸ばすことができなかった鎌田卓麻/市野諮(スバルWRX STI)、勝田範彦/石田裕一(スバルWRX STI)、福永修/齊田美早子(三菱ランサーエボリューションX)らが好タイムを連発。2番手の奴田原もSS11、12と連続ベストタイムをマークして首位新井との差を削っていく。

奴田原に20.8秒差でこの日をスタートした新井は、マシンと路面とのマッチングに苦労し、SS5番手タイムがやっとという状況。なんとかマージンを活かして逃げ切りたいところだが、SSを追うごとにふたりの差は縮まっていき、最終SSを前にその差は2.6秒となっていた。最終SSは、スタート前から新井が懸念していた三方(9.18km)。ここで新井はSSベストを獲った勝田から18.5秒遅れのSS5番手タイム、一方の奴田原は5.5秒SS2番手タイムをマークした。この結果、奴田原が総合タイムで新井に10.8秒差をつけて逆転優勝を果たすこととなった。

優勝した奴田原は「本当に良かったです。勝因はタイヤが良かったことと、タスカの山田(淳一)メカがいいクルマを作ってくれたことですね。ドライバーはいつもと一緒です(笑)。今年の参戦1戦目を優勝で飾ることができたので、シーズンに向けて幸先のいいスタートを切れました。これまで唐津だけ勝ったことがなかったので、それもうれしい。次戦もターマックなので、楽しい戦いができるのではないかと思います」と笑顔でラリーを振り返った。また、JN6クラスのこの日のレグポイントは、6SS中4SSを制した勝田が獲得している。

JN5クラスは川名賢/保井隆宏(プジョー208 GTi)が1台のみ生き残った。「目的の完走を果たせ、フルポイントを獲得できました。このクルマでターマックを走るのは初めてだったのですが、クルマのことも理解できつつあるので、次につなげられると思います。もう少しやれることを煮詰めて次戦に臨みたいですね」と状況を分析した。

JN4クラスは山口清司/山本磨美(トヨタ86)が初日のリードを守り切って優勝。「1日目で差がありましたので、それを見ながら走りました。ただ、もう少し煮詰めないと、皆が無事に走り切った時に勝てないかなと。本当はマージンをとりながら速いペースで走れるといいんですが。次戦に向けて、今回のタイヤの減り方などを見てセッティングを見直していきます」

JN3クラス優勝は、この日すべてのSSを制した天野智之/井上裕紀子(ヴィッツGR SPORT)。総合順位でも2WD勢のトップを獲る快走を見せた。「今日は去年までのタイヤに戻して差を見ていました。全体的には無難にまとめられたかなと。自然吸気のヴィッツでターマックで2WDトップを獲れたのはおそらく自分でも初めてなので、いいラリーだったと思います」

JN2クラスはトップの座を守ったトヨタ86の明治慎太郎/北田稔が優勝した。「予定どおり貯金を切り崩しながら(笑)なんとか勝てました。新しいクルマなので色々試しながらの部分もありましたが、今後につながるいいデータがとれたと思います。次も勝ちたいとは思いますが、着実にポイントを獲れる位置でフィニッシュできればと思います」

JN1クラスはレグ1で2位につけていたスズキ・スイフトスポーツの古川寛/廣田幸子が逆転で制した。「今回の勝因はコ・ドライバーが抑えてくれたおかげです。2日目は普通の天気になって良かったです。次戦は初めてのラリーですが、コ・ドラに怒られながら(笑)完走を目指したいと思います。ライバルも速いので、戦って勝てるように頑張ります」

次戦は4月27〜29日に開催される「NISSIN Rally丹後2018」。京丹後市を舞台としたターマックラリーでの戦いに注目が集まる。

ツール・ド・九州2018 in 唐津 正式結果
順位 クラス順位 選手名 マシン名 タイム(差)
1 JN6-1 奴田原文雄/佐藤忠宜 ADVAN-PIAAランサー 1:03:20.1
2 JN6-2 新井敏弘/田中直哉 富士スバル ARAI WRX STI +10.4
3 JN6-3 柳澤宏至/加勢直毅 ADVAN CUSCO WRX-STI +52.2
8 JN3-1 天野智之/井上裕紀子 豊田自動織機・DL・ヴィッツ +4:12.3
9 JN2-1 明治慎太郎/北田稔 Sammy☆K-one☆ルブロスYH86 +4:15.6
11 JN5-1 川名賢/保井隆宏 ADVAN CUSCO プジョー208 +4:15.6
12 JN1-1 古川寛/廣田幸子 スマッシュDLスイフト +5:03.2
14 JN4-1 山口清司/山本磨美 jmsエナペタルADVAN久與86 +5:23.9



RALLY CARS