Mスポーツ・フォードは得意のスウェーデンで開幕2連勝を目指す、スニネンが3度目のWRカー参戦 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

Mスポーツ・フォードは得意のスウェーデンで開幕2連勝を目指す、スニネンが3度目のWRカー参戦

©M-Sport / @World

今週開幕するWRCスウェーデンは、Mスポーツ・フォードにとって過去6勝と、現在のWRCイベントの中でも最も成功を収めているイベントの一つ。今季初戦のモンテカルロでセバスチャン・オジエが優勝を決め、タイトル防衛に向けて勢いをつなげていく構えだ。

このイベントには、オジエ、エルフィン・エバンスに加え、若手のテーム・スニネンを起用。スニネンは、WRカーでの初めてのスノーラリーに臨むことになる。先週は3クルーが揃って大規模なテストを実施し、手応えを感じているようだ。

チーム代表のマルコム・ウィルソンは「今年のラリースウェーデンは雪が豊富で、伝統的なコンディションのイベントとなりそうだ。北欧のドライバーが得意としているイベントだが、戦いは非常に激しくなると予想している」とコメント。
「セバスチャンはスウェーデンで3勝を経験しており、エルフィンも2016年にはWRC2部門での優勝を飾っている。そしてテームは、フィエスタWRCでの初めてのラリー。WRカーでの参戦もまだ3回目なので、大きな期待をすることはできないが、フィンランド人はスウェーデンではいつも速いので、彼が上位に食い込んでも不思議ではない」

開幕戦を制したオジエは、スウェーデン過去3勝と北欧外ドライバーとしては最多。北欧勢を含めてもオジエを上回る勝利数を収めているのは、スティグ・ブロンクビスト、マーカス・グロンホルム、ビヨン・ワルデガルド、ヤリ‐マティ・ラトバラの4人だけだ。
「ラリースウェーデンらしい要素がすべて揃い、本格的なウィンターラリーとなりそう。氷の地盤もしっかりあり、雪壁も高いと聞いているので、どのドライバーも楽しみにしている」とオジエ。
「このようなコンディションなら信じられないような速度を出すことができるし、コーナーでは雪壁に押し当てながらクリアできる。最高の気分だが、試練ではないというわけではなく、正確性が求められる。雪壁の強さを完璧に見極めなくてはならないし、近年では雪量が多い方なのでペースノートの作業も増えるかもしれない。先頭でスタートするので、どのようなコンディションになるのかも様子を見なくてはならないし、金曜日は新雪があっては欲しくないね」

「先月は最高の形でシーズンを滑り出せたが、戦いがどれだけ激しいかよく分かっているし、スウェーデンではさらに激化すると見ている。北欧勢が強いイベントだが、彼らに簡単には先行させないつもりだ。タイトル防衛に向けて今回も高ポイントを狙う」

スウェーデン参戦はこれまで4回と、エバンスのウインターラリーの経験は限定的ではあるが、今年は自己ベスト6位以上のリザルトを目指していく。
「ラリースウェーデンは、みんなが楽しみにしているイベント。雪での感覚は、グラベルを走るのと大きくは変わらないが、独特のテクニックが必要だし、まずはそれに慣れなくてはならない」と堅実なコメントを残すエバンス。
「視界が試練になる時もある。特に新雪が多いと、その先の道を読むのが難しい。レッキではしっかりチェックしなくてはならないが、楽しみにしているよ」

そして注目のWRカーでのスノーラリー初参戦を果たすスニネン。スウェーデンの参戦はこれまでに2回で、いずれも10位に食い込んでいる。走行順でも有利になるため、注目のひとりだ。
「スウェーデン北部で行ったテストでは、いい走りができた。フィエスタWRCをドライブするのは昨年のフィンランド以来なので、マシンに慣れながらラリーの準備をするいい機会になった」とスニネン。
「またポディウムに挑めたら最高だね。現実的な目標だとは思うが、そのためには完璧なラリー運びをしなくてはならない。今年はWRカーで8戦を予定しているので、アプローチも少し変えなくてはならない。2017年は自分たちの将来のことを考えて全力を尽くすことだけに専念できたが、今回はチームやマニュファクチャラーズ選手権のポイントのことも考えなくてはならない」

「天候という点では、凍るような寒さや雪壁の高さのことが話題になっているが、レッキで実際に自分たちの目で見なくてはならない。コンディションがどうあれ、ハイスピードのラリーだ。数秒を詰めるのも難しいほどの速度域なので、最初のステージからペースをつかんでいかなくては」



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