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WRCは愛知県で開催? 日本開催に向けた大きな動きが明らかに

©Naoki Kobayashi

本日発表された東京オートサロン2018(1月12〜14日、幕張メッセ)でのプレスカンファレンス開催スケジュールのなかに、世界ラリー選手権日本ラウンド開催準備委員会の時間枠が設けられていることが明らかになった。

2017年のトヨタWRC復帰にともない、プロモーターの来日など様々な動きがあったことはすでにお伝えしてきたが、いよいよWRC日本開催が現実味を帯びてきたと言えるのではないだろうか。開催時期や場所についての正式な発表はこの時に行われるものと思われるが、日本でのWRC開催が実現すれば、2004〜2008年および2010年に北海道で行われてきたラリージャパン以来となる。

また、開催場所についてはRALLY PLUS本誌ほか様々な媒体で予想されており、その有力候補として挙げられているのが全日本ラリー選手権の新城ラリーを開催している愛知県エリア。その愛知県 振興部スポーツ振興課が本日(1月9日)ウェブサイトで発表したところによれば、11日に関係者が「協力を要請」すべく、大村秀章知事を訪問するとのこと。

以下は発表の抜粋
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平成30年1月9日(火曜日)発表

世界ラリー選手権(WRC)の日本への招致を推進しているトヨタ・モータースポーツ・クラブ鈴木章副会長をはじめとする関係者が、愛知県に協力を要請するため、知事を訪問されます。

訪問者(予定)
トヨタ・モータースポーツ・クラブ(TMSC)副会長 鈴木 章(すずき あきら)氏
モンテカルロオートスポーツクラブ(MASC)会長 勝田 照夫(かつた てるお)氏
WRCプロモーター日本代表 佐藤 博之(さとう ひろゆき)氏

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日本で国際格式のモータースポーツイベントを開催できるのはJAF公認クラブのみ。トヨタ・モータースポーツ・クラブは全国に21ある公認クラブのひとつであり、日本唯一のWRC参戦マニュファクチャラーであるトヨタのお膝元=愛知県エリアでの開催に積極的な姿勢を示すことは理解できる。加えて、トヨタ関係者がこれまでたびたびWRCの日本開催に前向きな発言をしていることも、この流れを後押ししたものと思われる。

Jun Uruno

また、モンテカルロオートスポーツクラブ(MASC)会長の勝田照夫氏(写真)は新城ラリーの主催者であり、全日本ラリー選手権チャンピオンの勝田範彦の父、そしてTOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジプログラムで修行を重ねる若手・勝田貴元の祖父である。名古屋市内でのラリーPRパレードランなども成功させてきた人物だ。当初は地方選手権としてスタートした新城ラリーを、行政とも協力しながら全日本ラリー選手権でもトップレベルのイベントに育ててきた、その手腕がどう活かされるか期待がかかる。



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