ヒュンダイ、WRC参戦に向け体制強化 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

ヒュンダイ、WRC参戦に向け体制強化

 

 ヒュンダイ・モータースポーツは、WRC参戦に向けてチームの中核となるスタッフを招聘し体制を強化したと発表した。

 デザインオフィスのチーフにはベルトラン・バラ、エンジンマネージャーにはステファン・ジラールが就任。また、チームマネージャーとしてアラン・ペナスがヒュンダイ・モータースポーツに加入しチーム運営を担う。ヒュンダイ・モーター・ヨーロッパから、ステファン・ヘンリッヒが加入し、マーケティング&コミュニケーションチームを指揮するとのこと。

 1月にチーム代表としてミシェル・ナンダンが就任して以来、ヒュンダイWRCチームはアルツェナウで施設などの環境を整えるとともに、今年後半に開始するテストに向けてi20 WRCの準備を進めてきた。そして今回、技術、スポーティング、マーケティングの面での人事を固めた。各部門に主要スタッフが就任したことで、チームはいよいよ本格的に活動を開始する。

エンジニアリング
 プロジェクト開始以来、着実に改良を進めてきた技術部門。立ち上げ当初からプロジェクトにかかわり、12月からi20 WRCのデザイン作業を行なってきたチーフデザイナーのベルトラン・バラが、エンジニアリングプロジェクトを指揮する。フランス出身のバラは、プジョー・スポール在籍中に成功を収めた207 S2000の活動に携わってきた。
 また同じくチームの核となる要職のひとつ、エンジンマネージャーとして、新たにステファン・ジラールが就任。ジラールは、プジョー・スポール、マセラティ・コルセ、スバル・ワールドラリーチーム(プロドライブ)、シトロエン・スポールなど様々なチームで経験を積み、モータースポーツでの幅広いノウハウを活かす。

スポーティング
 4月22日からアラン・ペナスがチームマネージャーに就任し、チームの日常業務や運営を担う。ペナスはベルギー出身の51歳。かつてはトヨタ・チーム・ヨーロッパ(TTE)やプジョー・スポール、ミシュランなどのチームやラリーイプルーの主催者など、ラリー界で幅広い経験を持つ。

ワークショップ
 ワークショップの陣頭指揮を執るのは、モータースポーツスペシャリストのエルンスト・コップ。トヨタでラリー活動、ル・マン、F1活動に関わってきたコップは、イチからワークショップを立ち上げてきた。今後、今季後半に開始するテスト、来年の競技参戦開始に向けてi20 WRCをトップレベルに仕上げるために、経験豊富なテクニカルスタッフの雇用を進めていく。

マーケティング&コミュニケーション
 ヒュンダイ・モータースは、マーケティング&PRのディレクターとして、ステファン・ヘンリッヒも迎えた。ヒュンダイ・モーター・ヨーロッパ(HME)で12年間同職を務め上げたヘンリッヒは、コミュニケーションのエキスパート。最近では、HMEのスポークスマンも担当している。ヘンリッヒは、様々なモータースポーツや自動車のバックグラウンドを有するスタッフを集めてのチームを形成する。

 チーム代表のミシェル・ナンダンは「我々は今年の初めから急速に成長を続けており、チームの中核となる要職には素晴らしいスタッフを揃えた。我々が挑むのは大きくエキサイティングなチャレンジ。チームをイチから築いているが、来年に向けての準備期間は9カ月しか残されていない。モータースポーツ界で最高のスタッフが揃い、2014年のWRC参戦に向けて目標を達成する準備が整ったという手応えを感じている。今年は非常に忙しい年となっているが、モータースポーツへのコミットメントと情熱を共有してチームがともに作業に勤しむことが、成功への鍵となると信じている」とコメントを残している。



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