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APRCインド:ギルが母国優勝で3度目のタイトルを獲得

©APSM.tv

APRC最終戦コーヒーデイ・インディアラリーは、11月26日にインドのチカマガルールで競技最終日となるレグ2の競技を走行。母国戦でタイトル決戦を迎えたガウラブ・ギルが優勝を飾り、昨年に続いてのタイトル連覇を決めた。2013年に初めてAPRC王者に輝いているギルの同タイトル獲得はこれで3度目となる。

また、ギルのチームメイトでタイトル争いのライバルだったオーレ・クリスチャン・ベイビーは、前日のトラブルでの遅れから追い上げたが、ギルとの差は埋まらず。それでも総合2位に食い込み、チームMRFが1-2フィニッシュで今季最終戦を飾った。

この日、15分の大差を築いて迎えたギルは、ハードプッシュの必要性は感じてはいなかったが、それでもこの日設定された4SSすべてをベストタイムで揃えた。

「もちろん、激しい選手権争いの末にタイトルを獲得できて、とにかくうれしい」とギルはコメント。
「OC(ベイビー)という、WRCでも戦いポーランドではWRC2優勝もしているチームメイトを制してのタイトルだけに、達成感は大きい。さらに重要なのは、この優勝がインドのモータースポーツのためであるということ。インドのドライバーも、世界で戦える強さがあるということを見せられた」

「個人的には、1シーズンに5、6戦しか出ていないのに、APRCで3勝を収めることができたことに満足している。チームメイトほど、ラリー車に乗っている時間は多くないんだ。彼はシュコダのファクトリーテストドライバーで、WRCにも参戦しているのだから、自分としても彼に勝てたことに特に満足している」

一方、初めてAPRCに参戦したベイビーは弱冠21歳。初日はトランスミッションのトラブルで大幅に後退し、この日は2位まで追い上げるのが精いっぱいと悔しい内容となったが、ギルと戦ったことで得たものも大きかったと語る。

「もちろん、今年は初めてのAPRCでもっといいリザルトを収めたかった」とベイビー。
「5戦中、3戦でマシントラブルに見舞われた。それでも、ガウラブとの戦いは楽しかったし、たくさんのことを学んだと思う。様々なコンディション、路面、国でドライブして、全体として素晴らしい経験だった」

前日、燃料漏れでリタイアしていたマイケル・ヤングは、フォルクスワーゲン・ポロR2を修復してこの日を再スタートしたが、最終SSでリタイアとなった模様。

2018年シーズンのAPRCは、5月5日にニュージーランドのラリーオブワンガレイで開幕する。

APRCインド・最終結果
1. G.ギル(シュコダ・ファビアR5) 3:20:19.8
2. O-C.ベイビー(シュコダ・ファビアR5) +17:38.4
3. S.ジュネイド(フォルクスワーゲン・ポロ) +49:57.6
4. S.パンジャビ(三菱ランサーエボリューションⅦ) +1:01:42.8

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