WRCスペイン:ミーク「鍵になったのは金曜日」ポスト会見 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCスペイン:ミーク「鍵になったのは金曜日」ポスト会見

©Naoki Kobayashi

WRCスペインのフィニッシュ後に行われたイベントカンファレンスの内容(抜粋)。メキシコ以来の優勝を飾ったクリス・ミーク&シトロエン。厳しい時期が続く間、周囲からの憶測に翻弄されることなく、ターマックでのパフォーマンスを信じてきたことを強調し、初日のグラベルでポディウム圏内につけたことを勝利のポイントだと明かした。

●WRCポストイベントカンファレンス出席者

CITROEN / @World

1位:クリス・ミーク=KM(シトロエン・トタル・アブダビWRT)
1位:ポール・ネイグル=PN(シトロエン・トタル・アブダビWRT)
2位:セバスチャン・オジエ=SO(MスポーツWRT)
2位:ジュリアン・イングラシア=JI(MスポーツWRT)
3位:オット・タナク=OT(MスポーツWRT)
3位:マルティン・ヤルベオヤ=MJ(MスポーツWRT)
イブ・マトン=YM(シトロエン・トタル・アブダビWRT)

Q: クリス、おめでとう。この勝利の価値はどれくらいか
KM: とてもいいよ。チームも自分も、厳しい時期を過ごしていたから、特にね。自分に対しての批判もあったし、チームに指示も出ていたが、僕らは作業を続けた。自信はかなりあったし、マシンはコルシカでとてもい動きをしていたからね。今回、鍵になったのは金曜日。上位陣に留まり、その流れを続けることができた。後から思えば、タイヤの面では違ったアプローチも取れたかもしれないが、ループの最初のステージでスピンをした。でも、ターマックでのC3は、何か特別だった。いいタイムが出せてよかったよ。

Q: 完全に調子を取り戻したという感じはしているか
KM: 必要なレベルまで自信を得るためには、簡単にはいかない。マシンも整っていなくてはならないし、マシンでどんな走りがしたいか、イメージできなくてはならない。そして、快走できるマシンを持つことだ。マシンをどうしたいのか分からなくては、自信を得ることも難しい。でも今回は、マシンがいい動きをすることは分かっていたし、実際とてもいい動きだった。自信を得てリズムをつかめば、本当にドライブが楽しいマシン。とにかく、自信が高まる。

Q: 今はすべてが噛み合ったのか
KM: どうかな。状況はそれほど変わっていない。新しいテクニカルディレクターとしてクリストフ・ベッセが就任した。彼が前にシトロエンにいた頃から知っているし、いい人だが、しばらくラリーから離れていたし、まだ何かを変えるほど時間が経っていない。その結果は、一晩では出ない。今回のラリーは自分たちに合っていた。グラベルのデイ1は、道の性格がメキシコと似ていたし、あそこではマシンがいい走りをしていたことも分かっていた。正直、メディアはいろいろ騒ぎ立てていると思っていたけど、マシンには根本的に間違っていた部分はない。いくつかメカニカル面で問題があったし、自分もミスが多かったが、(C3 WRCに乗る)すべてのドライバーはグラベルで走ると、みんな同じことを言っていた。目をそらしてはいけないんだ。選手権のシーズンを通していい動きをするマシンを作っていくために、作業をしなくてはならない。

Q: GB戦を楽しみにしているか
KM: ドイツではくだらないミスをしていたから、優勝を手にして母国に戻れるのはいいことだ。残念ながら、ウェールズではテストの予定がないので、どんなフィーリングになるだろうね。でも、チーム全体には、いい雰囲気が流れている。

Q: ポール、今の気分は
PN: 肩の荷がかなり降りたよ。この4、5ヶ月は、自分にも、クリスやチームにも、チャレンジングな日々だった。自信を取り戻すために、舞台裏でみんなが必死で取り組んでいた。去年のフィンランドでは圧勝を飾ったのに、今回は手が出なかった。そしてドイツでもどん底だった。シェイクダウンの後、イブには、マシンのフィーリングはとてもいいし、前にいるこの人(ミーク)の好調も見て取れた。メディアやSNSでは、たくさん批判されたし、中には的確なこともあったが、正確ではないことも多くあった。このリザルトが得られて、よかったよ。

Q: 最悪の時点はドイツだったのか
PN: いや、オウニンポウヤで、ペースが上がらなかった時が最悪だった。そしてドイツでミスをしたが、そこから立ち直ってここに戻ってきた。

Q: セバスチャン、これでタイトルは安全圏内か
SO: 安全と言うことはできないが、かなりクリアになってきた。でも、今回の2位は優勝も同然だ。2位に飛び込んできた人がいる場合、2位は一番に負けた立場でもあるが、高ポイントが獲得できたしいいステップだ。ハッピーだし、一番の目標は選手権。チームにとっても、マニュファクチャラーズタイトルが近づいてうれしい。Mスポーツにとって、素晴らしいことだよ。今年の初めに、自分がチームに入った時の状況を想像してごらん。

M-Sport / @World

Q: 来年、どこのチームから参戦するかについて憶測が飛んでいたが、そのことで集中できなかったことはあったか
SO: そんなことはないと思う。自分の目標に専念していた。いいラリーをしたかった。残り3戦でここに来たので、この一戦は重要だった。僅差でオーストラリアを迎えたくなかった。タイトル争いをしているのに、先頭走行でスタートしなくてはならないからね。ここで好リザルトをマークして、GBで決着をつける、それが頭の中にあったプランだ。金曜日は、首位に1秒しか遅れずに済んだから、いい仕事ができた。クリスとポール、あのマシン(シトロエンC3 WRC)は、この週末は別次元の戦いをしていた。お見事だったよ。

Q: 今回のイベントで、2018年に向けての決断がしやすくなったような要素はあったか
SO: 今日、考えていたんだが、ミックスで契約ができないかなと。ターマックはシトロエンから、というのも悪くない。でも、それを合意してもらうのは、難しいだろうね! どうなるかな。時間がかかっているのは分かっているが、決断するにはまだやらなくてはならないことがある。でも、何日かのうちには、何かしらは伝えるよ。

Q: ジュリアン、今回のラリーはどうだったか
JI: ハッピーだよ。高ポイントを獲得できた。仕事は半分片づいた。ウェールズではいいラリーをしなくてはならない。タイトルも決めることができるかもしれない。集中し続けなくてはならない。初日がいい内容になったが、ターマックでは今ひとつだった。ミスはなかった。水曜日以外はね。サロウのステージをレッキする時に、ペンを忘れちゃったんだよ!

Q: オット、お見事だった。自分のペースには満足だったか
OT: 基本的にはいい週末だった。特に金曜日は、あんなに僅差になるとは予想していなかったが、いい流れになった。その後のターマックは、シトロエンが強かった。それ以降の戦いは僅差だった。道はとてもよくて、すごく楽しめた。

Q: 最終日はどれだけハードにプッシュしていたか
OT:もちろん、ベストを尽くしていたよ。ポイントのことを考えれば、ミスをすることは許されなかったが、限界ギリギリだった。午前は、オジエとの差が1秒と接戦だった。サービスの後、マルコムから電話をもらった。彼は10秒くらい笑った後に「これで充分だよ」と言った。それで、高ポイントを獲得した。セブは、こういう状況をコントロールすることがうまいことは分かっていたし、今日、彼を負かすだけの武器は自分にはなかった。

M-SPORT / @World

Q: GBを楽しみにしているか
OT: 雨が降った場合、自分たちの走行順が有利になるのか、面白くなりそうだね。優勝争いができなくても、ティエリーとの戦いが待っている。選手権争いは、自分にとって新しい経験。モチベーションが高まるよ。

Q: マルティン、今の気分は
MJ: いいよ。個人的にはセブとのギャップを詰めたかったが、ティエリーよりも上に立った。セブは、たぶん追い付けそうにない。でも、マニュファクチャラーズ選手権では高ポイントを獲得できた。マルコムもハッピーのはずだ。1月、彼の自宅で夕食をごちそうになった時、家にあるワインを全部開けていいと約束したんだ。ここに、フランスの人もいるしね。彼のワインも、なくなると思うよ!

Q: イブ、今回の勝利でチームが前進した手応えは感じるか
YM: 自分たちの計画を続けていくという感じだ。どのチームも夏の間、マシンを正しい方向に進めるように取り組んでいた。自分たちのマシンが、ターマックでは速いことは分かっていた。結果につながれば、みんなにとってモチベーションが高まるし、チームの能力が証明されることにもなる。まだやらなくてはならないことは、残っている。クリスとポールは素晴らしい仕事をしてくれて、グラベルでのアプローチがこの結果の決め手となった。ターマックでペースをつかんだ時点でチャンスがあると分かったし、彼もしっかり仕事をしてくれた。

CITROEN / @World

Q: このリザルトは、ドライバー交渉にも影響を与えるか
YM: 大きな影響はないと思う。チームの再編成に時間がかかっているが、時がくればいい決断が出せる。

Q: ラインナップの最終判断はいつになるか
YM: モンテカルロのエントリー前には、最終判断をしなくてはならないね。

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