WRCスペイン:ミークが今季2勝目をマーク、オジエは次戦でタイトル確定の可能性 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCスペイン:ミークが今季2勝目をマーク、オジエは次戦でタイトル確定の可能性

©CITROEN

WRC第11戦スペインは10月8日、競技最終日を走行。この日は、前日から首位に立っていたクリス・ミーク(シトロエンC3 WRC)がリードを守り切って、浮き沈みの激しいシーズンの憂き目を晴らすかのように今季2勝目を飾った。

一方、セバスチャン・オジエ(フォード・フィエスタWRC)はチームメイトのオット・タナク(フォード・フィエスタWRC)を5.0秒抑えて、2位でフィニッシュ。ドライバーズ選手権での直近のライバル、ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)がこの日午前、サスペンション破損でリタイアしたことから、オジエには次戦GBでタイトルを確定させる可能性が浮上した。

Mスポーツも、2007年以来となるマニュファクチャラーズタイトルをほぼ手中に収めた形。オジエとタナクがGBでフィニッシュさえすれば、Mスポーツのタイトルが確定する。

ミークは、路面がグラベルから舗装に変わった土曜日の午前からペースアップ。SS7で首位に立つと、今日は6SS中、5本でステージベストを叩き出す会心の走りで勝利を決めた。

「何回叩きのめされようと、それほど重要なことではない。重要なのは、何回起き上がるかだ」とミーク。この日は、ダニエラ夫人の2人の幼い娘たちもフィニッシュにかけつけた。
「特別な、特別な勝利だ。20年前、1997年にスバルに乗っていたコリン・マクレーを見た時に歩き始めたことを思い出す。それまでは、自分がラリーマシンでここをドライブするなんて、夢にも思わなかった」

オジエはハンドリングトラブルに悩まされたが、セッティング変更で対応し前日午後は3本のステージウインを獲得。タナクは、舗装路面をグラベルスペックのギアボックスで走らなくてはならないハンディを背負い、チームメイトに追い付くことができなかった。

M-SPORT

ヌービルがトラブルまみれの週末となったために、タナクはドライバーズ選手権では2位に浮上。そのヌービルは、左コーナーへの進入速度が高すぎたため、次に待っていた右コーナーでのカットが深くなり、石にヒットして右フロントタイヤを破損。タイトルは絶望的となってしまった。
「昨日、トラブルに遭ったことから、ハードにプッシュする以外、選択肢はなかった。後悔はない」とヌービル。

HYUNDAI

トヨタ勢は、ユホ・ハンニネン(トヨタ・ヤリスWRC)が順調に4位をキープした一方で、エサペッカ・ラッピ(トヨタ・ヤリスWRC)は6番手走行中にクラッシュアウトを喫している。

TOYOTA

初日に一時首位に立っていたマッズ・オストベルグ(フォード・フィエスタWRC)は5位、ステファン・ルフェーブル(シトロエンC3 WRC)は6位でフィニッシュを果たした。エルフィン・エバンス(フォード・フィエスタWRC)はトラクションに悩まされ、7位でのフィニッシュ。その後は、テーム・スニネン(フォード・フィエスタR5)、ヤン・コペッキー(シュコダ・ファビアR5)、オーレ・クリスチャン・ベイビー(シュコダ・ファビアR5)とWRC2部門勢が続いた。

WRCの次戦は、ウェールズラリーGB(10月26‐29日)となる。

WRCスペイン 最終リザルト
1. クリス・ミーク(シトロエンC3 WRC) 3:01:21.1
2. セバスチャン・オジエ(フォード・フィエスタWRC) +28.0
3. オット・タナク(フォード・フィエスタWRC) +33.0
4. ユホ・ハンニネン(トヨタ・ヤリスWRC) +54.1
5. マッズ・オストベルグ(フォード・フィエスタWRC) +2:26.2
6. ステファン・ルフェーブル(シトロエンC3 WRC) +2:43.0
7. エルフィン・エバンス(フォード・フィエスタWRC) +4:37.4
8. テーム・スニネン(フォード・フィエスタR5) +8:22.7
9. ヤン・コペッキー(シュコダ・ファビアR5) +8:54.5
10. オーレ・クリスチャン・ベイビー(シュコダ・ファビアR5) +9:04.8



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