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オレカ、R4キットの開発ドライバーにスニネン、サラザン、アスティアの3人を起用

©Red Bull

FIAのR4キットの公式サプライヤーとして開発を続けているフランス拠点のワークショップ、オレカは、今後の開発に関わる開発ドライバーとして、テーム・スニネン、ステファン・サラザン、ラファエル・アスティアの3人を発表した。

スニネンは、2015年にはWRC3、2016年はフォード・フィエスタR5やシュコダ・ファビアR5でWRC2と、いずれもオレカからWRCに参戦している。今季はMスポーツに加入してWRC2参戦からスタート。ポーランドとフィンランドではWRカーをドライブする機会に恵まれ、ポーランドでは6位、フィンランドでは2度目のWRカー参戦ながら、終盤までポディウム争いに絡む衝撃的な速さを披露したことが記憶に新しい。
「ラリーの新しいクラスの開発に関われることに、とてもワクワクしている」とスニネン。
「R4は、R3とR5をつなぐ素晴らしい橋渡しになると思う。ステップアップがしやすくなる。このクラスが必要だと、ずっと思っていた。いいドライバーがたくさんいるので、よりいいマシンで走るチャンスに恵まれるドライバーが増えることになる。この新しいクラスが成功することを願っているし、オレカは素晴らしいキットを製作できると絶対の自信を持っている」

サラザンは、現在WECとフォーミュラEで活躍しているが、2004年にはフランスの国内ラリー選手権でタイトルを獲得しており、プジョーからERC、スバル・ワールドラリーチームからWRCに参戦した経験もある。現在は、サラザン・モータースポーツを立ち上げチーム代表としても経験を築くなど、幅広い知識を誇る。オレカとは、主にレース活動での結びつきが強く、R4キットのプログラムでは初期から関わってきたという。

ORECA


「自分のラリーへの興味と、オレカとの結びつきは誰もが知るところ。この、新しい冒険に参加することができて、とてもうれしいよ!」とサラザン。
「R4クラスは、トップクラスのパフォーマンスと、本格的なアプローチができる期待の持てる仕様になりそうだ。自分はドライバーとして協力すると同時に、チームオーナーとしての意見も少し出すことができる。テストが待ち切れないよ。サーキットでもラリーでも、開発に関わるのはいつでも興味深い。自分の経験を活かしていきたいし、テーム、ラファエルとはいいトリオになると思うよ」

26歳のラファエルはフランスタイトルを獲得した経験を持つ、フランスの若手ラリードライバー筆頭。今年のラリーモンテカルロでは、プジョー208 R2でWRC3部門優勝を果たしている。オレカのショップでは、ここ数年アンバサダーを務めているなど、オレカとの関係も深い。

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