マーティン・ホームズのWRCプレビュー・フィンランド編「ラッピ、初めてWRカーで母国戦に挑戦」 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

マーティン・ホームズのWRCプレビュー・フィンランド編「ラッピ、初めてWRカーで母国戦に挑戦」

©TOYOTA

大御所WRCメディア、マーティン・ホームズが伝えるWRCフィンランド戦直前のWRCチーム近況。


シトロエン

ミークは、再び新シャシーを投入(シャシー9、今年5台目)、一方でブリーンはサルディニア車、アル‐カシミもミケルセンがサルディニアで使用したマシンを駆る。

ブリーンのドライブシャフトのトラブルについては、チームは再発防止に取り組んでいるとしている。

フィンランド国内で行われたフィンランド戦向けテストは、3人のドライバー全員が参加した。

チームのニュースとしては、ポーランド戦前にテクニカル・ディレクターとして新たに、クリストフ・ベッセが就任。フィンランドでの技術的なチャレンジとしては、平均速度が高いステージに対応するために、マシンバランス。ポーランドとは、平均速度はかなり似ているが、ロングストレートがほとんどないため、コーナーでのバランスが非常に重要になる。また、ジャンプやクレストも厳しい要素で、マシンは飛ぶレベルに堪えなくてはならない。

ヒュンダイ

パッドンとヌービルはポーランドと同じマシンを使用するが、ソルドは新たにシャシー7を投入する。ポーランド向けに行われたリトアニアでのテストでは、路面はポーランドと全く同じではないものの、いい場所であることが証明された。クルーは1-2-4リザルトをマークし、チームとしては上々の結果につなげた。このイベントでの唯一のトラブルは、SS11でパッドンがブレーキペダルのフィーリングを失ったことだった。

フィンランドに向けては、6月にヤムサ周辺で4日間のテストを行った後、先週は1日追加でテスト。ヌービルは、オートグリムラリーに参戦している。
フィンランド戦での技術面でのチャレンジは、固くワイドな道と、ナローでよりテクニカルなセクションのミックスだという。スタートからフィニッシュまでとにかく全開のラリーのため、ペースノートが重要になる。ジャンプは常に大きな試練で、これを攻略するためには、速度は上げ過ぎてはならない。通常は、ジャンプ前にブレーキを踏み、その後フルスロットルに戻すのが常套のテクニックだ。

Mスポーツ/ワンベット

チームドライバーと、スニネンはポーランドと同じマシンを使用。チームは、ポーランドのテストをエストニアで行った判断については、道が非常に似ている上に、距離もとれるため、走行が重ねられたことから満足を見せた。テストにおいては、非常に重要な点だ。

スウェーデンで、ワンベットのオストベルグ車のウィングが破損したことについては続報はないが、同様のことがポーランドでは公式チームのタナク車に発生してしまった。

フィンランドのヤムサで6日間の予定で行われていたフィンランド向けテスト中に、オジエがチームのテスト車でクラッシュしている。エバンスがテストを行う前のことだった。

フィンランド戦に向けての技術的なチャレンジは、極めて高速のイベントのため、絶対の自信を持つことが必要だが、道はテクニカルでもあり、オーバークレストのブラインドコーナーも多い。

トヨタ

クルー陣全員がフィンランド人のチームにとって、まさに母国戦。3台とも、ポーランドと同じマシンを使用する。ポーランドのプレイベントテストをエストニアで行う判断については、様々な感情が入り組んでいる。チームは、よりフィンランドのステージに近いステージを望んでいた。

フィンランド向けテストについては、地元の道を使用して大規模なテストセッションを実施。フィンランド戦での技術的なチャレンジは、ラリー中、マシンが何度も飛ぶため、着地の後のエンジンパフォーマンスを労ることが鍵となり、難しいチャレンジでもある。ラッピは、ラリーフィンランドではR5部門優勝2回、総合8位に食い込んだ実績を引っさげ、初めてWRカーで母国戦に臨む。
(Martin Holmes)



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