ARAサスケハノック・トレイル:猛追の末ヒギンズがイベント7度目の優勝 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

ARAサスケハノック・トレイル:猛追の末ヒギンズがイベント7度目の優勝

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今季、米国に新設された米国ラリーアソシエイション(ARA)ラリー選手権は6月2‐3日、シリーズ第4戦サスケハノック・トレイルパフォーマンスラリー(=STPR、ペンシルバニア州ウェルスボロー)が開催され、スバル・ラリーチームUSAのデイビッド・ヒギンズが同イベント7度目の優勝を果たした。

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序盤首位に立ったのは、ヒギンズと同じスバル・ラリーチームUSAのチームメイト、トラビス・パストラーナ。2日に設定された4本のステージすべてをベストタイムで揃え、2番手に36秒差をつけてこの日を折り返した。一方のヒギンズは、序盤ターボのトラブルに見舞われ、リエゾンモードの走行を強いられ、この日はパストラーナに1分以上遅れての3番手にとどまった。

しかし、2日目に入ると、パストラーナは木が立ち並ぶ高速ステージを思うように攻められない。「何度もコースオフしそうになった。コースオフとタイムをロスするラインの差が、紙一重。アクセルを緩めるか、ブレーキに触るだけで1秒の差がつく。本当に怖いラリーだ」と語るパストラーナは、これまでこのラリーを制した経験がない。

一方、ここで攻めとリスクの絶妙なバランスを見せたのが、百戦錬磨のヒギンズ。前日の遅れを一気に取り戻しにかかり、上位陣にプレッシャーをかける。すると、SS9でポディウム圏内につけていたバリー・マッケンナ、レオン・ジョルダンが、スピンして木にヒット。ステージは走り切ったが、ラリーをフィニッシュするにはダメージが大きすぎた。そしてSS12では、パストラーナがコースオフ。ペースノートを書き換える必要がないほどこのラリーを知り尽くしたヒギンズとの差が、ここで如実に表れた。
「時速25マイルでレッキをしなくてはならないので、こういう道のノートを正確に作るのは難しい」とパストラーナ。

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これで逆転優勝を決めたヒギンズは「いい戦いの末に決められた勝利だ」と満足を見せる。
「トラビスは全開で攻めるしかないことは分かっていたし、限界まで攻めている時はミスをしたりパンクを喫することもある。僕らも、全力でプレッシャーをかけ続けなくてはならなかった。とにかく、またポディウムの頂点に上がることができて、うれしいよ」

ARA STPR最終結果
1 D.ヒギンズ(スバルWRX STI) 1:53:50.1
2 T.パストラーナ(スバルWRX STI) +3:36.5
3 J.シーホーン(スバルWRX STI) +10:33.3
4 L.オーサリバン(スバルWRX STI) +12:50.6
5 T.ミラー(スバルWRX STI) +14:32.3
6 R.ミレン(トヨタRAV4 SE) +17:57.5

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