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世界RXポルトガル戦を目前に控えたローブ「次は必ずファイナル進出を」

©Red Bull

チーム・プジョー・ハンセンは今週末、世界ラリークロス選手権第2戦をポルトガルのモンタレグレで迎える。開幕戦のバルセロナでファイナル進出を逃したセバスチャン・ローブは、ここで最大ポイント獲得を狙う構えを見せる。また、チームがタイトル奪還を狙うチームズ選手権でも5位に留まっており、チームメイトのティミー・ハンセンとともに、選手権順位の押し上げを図りたいところだ。

舗装の比率が高いバルセロナに比べ、モンタレグレの路面はソフト寄りのためセットアップが全く異なる。スペインの国境に近いこのコースは、標高が900m近くあるため、天候も変わりやすい。前回のモンタレグレ戦も豪雨に見舞われており、2013年の開催時には雪も降ったほどだ。

PEUGEOT / Paulo Maria / DPPI

開幕戦終了から3週間、チームは2017年型プジョー208WRXの開発に尽力。バルセロナ、ドイツのエステリンクでテストを行って新パーツを評価し、近いうちに実戦にも投入するという。今回のモンタレグレでは、ローブとハンセンが2017年型マシンをドライブ。ヨーロッパ選手権チャンピオンのケビン・ハンセンは、2016年スペックでスーパーカー部門へより順応する取り組みを続ける。

ドライバーズタイトルを視野に入れるためにも、モンタレグレではファイナル進出が欠かせないローブは「マシンはラフな路面での走りが昨年から向上していると思うので、よりコンペティティブに戦えると考えている」とコメント。
「前回のモンタレグレ戦はひどい天気だったので、今年はもう少し穏やかなコンディションを期待しているが、山の中にあるサーキットだし、どうにもならない。今回は必ずファイナルに進出して、バルセロナでの分を取り戻さなくてはならない」

チーム代表のケネス・ハンセンは「モンタレグレのような大きなコーナーやタイトなコーナーが入り交じるサーキットでは、これまでの2シーズンで苦戦している。シーズンブレイク中は、特にこの点を重視して取り組んできたので、今回のポルトガルに向けては万全の準備が整ったと思っている」とコメント。
「バルセロナ以降、テストしてきた新パーツもつかえるはずだ。どんな天気になっても対応しなくてはならない。2台が揃ってファイナルに進出し、できる限り多くのポイントを獲得することに集中していく」

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