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世界RXバルセロナ:王者エクストロームが開幕戦で優勝

©FIAWorldRallycross.com

2017年FIA世界ラリークロス選手権は、4月2日、スペインのバルセロナサーキットでファイナルが行われ、2016年のドライバーズチャンピオン、マティアス・エクストローム(アウディS1クワトロ)が優勝を飾った。

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「昨日はラリークロスキャリアの中で、おそらく最もチャレンジングな一日だった」と語るエクストローム(写真中央)は、自身の走行レースが豪雨に見舞われたQ2を終えた時点での順位が11番手と、厳しい滑り出しとなっていた。

「でも、今日はすべてが一転して、Q3、Q4といい走りができ、セミファイナルでポールポジションを獲れたことが鍵になった。プライベーター参戦のティモがQ4を終えた時点でトップに立っていたことに、感動したよ。今年の世界ラリークロスは、最も激戦になると思う。たくさんのマシンがエントリーしてきて、どれも僅差で戦っているのを見て、本当にワクワクしている。素晴らしいシーズンになるよ」

元DTMチャンピオンで、Q4を終えた時点でのインターミディエイトリザルトでトップに立ったティモ・シャイダー(フォード・フィエスタRXS)が2位、フーニガン・レーシング・ディビジョンのアンドレアス・バックラッド(フォード・フォーカスRS)が3位に入った。

PSRX Volkswagen

PSRXフォルクスワーゲン・スウェーデンは、ペター・ソルベルグ、ヨハン・クリストファーセンが揃ってファイナルに進出。セミファイナルのレース1をトップフィニッシュしたクリストファーセンは、ファイナルではフロントローからのスタートとなったが、エンジンストールで出遅れ、6位フィニッシュとなった。ソルベルグは、序盤3位につけていたが、ラップ4の第1コーナーでバックラッドにオーバーテイクされ4位にとどまったが、チームズ選手権ではEKSと並んでの首位に立った。

PEUGEOT

チーム・プジョー・ハンセン勢では、ティミー・ハンセン(プジョー208WRX)の5位が最上位。チームメイトのセバスチャン・ローブは、Q3でドライブシャフトが破損してスピン。セミファイナルに進出することができなかった。

「ベストな形での滑り出しにはならなかった」とローブ。
「土曜日は天気が悪かったので、Q3がとても重要だったが、ここでトラブルを抱えてしまった。コースはよかったが、ドライブシャフトが使えなかった。Q3の結果が最後尾だったので、Q4は最初のレースで走らなくてはならなかったが、路面がダスティだったので、セミファイナルへの進出には届かなかった。本当にストレスがたまる。マシンのフィーリングはいいが、ライバルは強豪揃いだ」

世界RXの次戦は3週間後の4月22‐23日、ポルトガルのモンタレグレで開催される。

世界RXバルセロナ ファイナル結果
1 M.エクストローム(アウディS1クワトロ) 04:32.260
2 T.シャイダー(フォード・フィエスタRXS) 04:32.622
3 A.バックラッド(フォード・フォーカスRS) 04:34.128
4 P.ソルベルグ(フォルクスワーゲン・ポロGTi) 04:34.885
5 T.ハンセン(プジョー208WRX) 04:35.511
6 J.クリストファーセン(フォルクスワーゲン・ポロGTi) 04:36.236

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