WRCフランス事前情報:今季最初の本格ターマック戦、最も重要な要素は天気とノートクルー – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCフランス事前情報:今季最初の本格ターマック戦、最も重要な要素は天気とノートクルー

©Hyundai Motorsport

2017年のラリーフランス・ツール・ド・コルスは、会期が昨年の10月から春に移ったが、ルートは昨年とほぼ同じ。会期が早まったことで、天候にどのような変化があるのかは未知数だ。またグラベル7戦の合間を縫っての、今季最初のターマック戦ということにもなる。

ルートは、古き時代のツール・ド・コルスを彷彿とさせる内容で、島のほとんどをほぼ横切るかたちでナローで厳しいツイスティな山岳路が待っている。摩耗の激しい舗装はタイヤに厳しい。山ではコンディションがしばしば変わることもあり、最も重要な要素は天気とノートクルーだ。ドライバーたちは、彼らの情報を元に、数時間後に目の当たりにするコンディションを予想する。

今年のラリーフランスは、全6戦で構成されるジュニアWRCの初戦ともなる。世界の舞台で存在感を見せつけようと意気揚々と挑む若手たちは、今シーズン、フォード・フィエスタR2のワンメイクで戦う。

土曜日のSS8と日曜日の最終SS10パワーステージではライブ中継が予定されている。

FIA

■2017年のルート
今年のルートは、大部分が2016年と変わらず、北部のバスティアが拠点となる。さらに、西海岸のアジャクシオと、南部のポルト・ベッチオを周回していく。木曜日、アジャクシオでセレモニアルスタートが行われた後、金曜日の開幕ステージ、Pietrosella-Albitrecciaは今年、距離が短縮され、最初の7.4kmは新設。Plage du Liamone-Sarrola-Carcopinoは内容は同じだが、今年も日中サービスは設定されないため、1日を通してマシンを労ることが重要となる。土曜日は2本のステージとも短縮されるが、それでもこの日はイベント最長距離を走る。日曜日のルートは2016年と全く同じで、イベント最長ステージ、アンティサンティからポッジオ・ディ・ナッザを走る53.78kmが含まれる。

FIAラリーディレクター ヤルモ・マホネン
「会期が伝統の春に開催されたことで、カレンダーのバランスがよくなった。スノーやグラベルが7戦連続するのは、シーズン前半にルーズ路面の特徴が強過ぎてしまうため、純粋な舗装イベントを挟むことには大変満足している。非常に過酷なイベントで、シーズン序盤のさらに違った側面のチャレンジとなる」

■ラリーデータ
開催日: 2017年4月6‐9日
サービスパーク設置場所: フランス、コルシカ島バスティア
総走行距離: 1080.73 km
総ステージ走行距離: 316.80 km (SS比:29.31%)
総SS数: 10

■開催選手権
WRC
WRC2
WRC3
JWRC

WRC.comはルート概要を紹介する動画を公開している。



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