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パッドンのコ・ドライバー、ケナードがフィンランドで引退

©Martin Holmes Rallying

ヒュンダイ・モータースポーツからWRCに参戦するヘイデン・パッドンのコ・ドライバーを長年務めているジョン・ケナードが、7月に開催されるフィンランド戦を持って現役を引退することを自身が発表した。

現在58歳のケナードは、2016年のアルゼンチン戦(当時57歳)で現役ワークスとしては最年長コンペティターとなっている。以前は英国のプロドライブでコーディネーターとして活躍していたケナードだが、12年前からコ・ドライバーとしてパッドンと組むようになった。現在はフィンランドに在住しているが、母国ニュージーランドではワイン醸造のビジネスを手がけている。

現役としての最終戦に選んだラリーフィンランドは、ケナードにとって特別なイベントであり、1985年のラリーフィンランド(当時は1000湖ラリー)が自身が初めて参戦したWRCイベントだった。当時組んでいたドライバーは、ニュージーランドのブレント・ローストロン。1988年に同じくニュージーランド出身でアウディを駆るマルコム・スチュワートとともに初めてポディウムに上がった。

パッドンとのコンビネーションについてケナードは、パッドンが最も効率的に成長できるように支援してきたことが、コ・ドライバーをする上でも成長につながったと語っている。

フィンランド以降のパッドンのコ・ドライバーについては、数日中に発表されるものとみられる。

(Martin Holmes)

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