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【動画追加】WRCスウェーデン:デイ2を終えて新井大輝7位、勝田貴元は9位

©Naoki Kobayashi

WRCスウェーデンは2月10日、競技2日目のSS8までを終えて、フォード・フィエスタR5でWRC2部門に挑んでいるTOYOTA GAZOO RACINGチャレンジプログラムの育成ドライバー、新井大輝が部門7位、勝田貴元が9位と奮闘している。

Naoki Kobayashi

新井は、この日最初のステージで左フロントをパンクし、25.8秒をロス。「コーナーのイン側にあった尖った石にヒットした。スローパンクチャーだと思っていたが、もっと悪かった。その後は、抑えながら走った」。さらに午後には、同じステージの再走ステージでも右フロントをパンクし、1分のロスを喫してしまった。しかし、「これも、勉強のうち」と話す新井は、SS4では並み居るWRC2強豪勢に続く5番手タイムもマークするなど、ポジティブな要素も見せている。

一方の勝田もドラマの連続となった。本格的なステージが始まったこの日、最初のステージを終えて「どのコーナーも少し慎重になりすぎたが、いいステージ。この後も楽しみにしている」とコメントした勝田。今季2回目のスノーラリーに向けて意欲を高めていたが、午後はパンク、スノーバンクへのスタックと、世界最高峰レベルのスノーラリーで手痛い洗礼を浴びた。それでも、HOF-FINNSKOGのステージでは、部門トップとの差をkm辺り1秒強に収めるなど奮闘。すべてのステージを走り切り、WRC2でもポイント圏内につけている。

WRC2部門では、ポンタス・ティデマンド(シュコダ・ファビアR5)が45.1秒差をつけての首位に立っている。2位のティーム・スニネン(フォード・フィエスタR5)と3位オーレ・クリスチャン・ベイビー(シュコダ・ファビアR5)は13.7秒差と僅差となっており、この後の上位勢の争いも興味深いところだ。

WRCスウェーデン WRC2部門 SS8終了後暫定リザルト
1 P.ティデマンド シュコダ・ファビアR5 1:20:48.9
2 T.スニネン フォード・フィエスタR5 +45.1
3 O-C.ベイビー シュコダ・ファビアR5 +58.8
4 E.カミリ フォード・フィエスタR5 +2:02.8
5 G.グリーンスミス フォード・フィエスタR5 +2:31.3
6 E.ベルクビスト シトロエンDS3 R5 +3:08.1
7 新井大輝 フォード・フィエスタR5 +3:52.7
8 E.ブライニルドセン フォード・フィエスタR5 +5:56.4
9 勝田貴元 フォード・フィエスタR5 +9:38.4
10 J.コルタン フォード・フィエスタR5 +14:42.3

トミ・マキネン・レーシングはデイ2を終えてふたりのインタビューを中心とした短いPVを公開している。

また、WRCプロモーターはWRC2部門全体のハイライト動画を公開している。



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