新井大輝「チームのためにも絶対に勝ちたかった」 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

新井大輝「チームのためにも絶対に勝ちたかった」

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全日本ラリー選手権第6戦に続き、第8戦「M.C.S.C.ラリーハイランドマスターズ2016 Supported by Sammy」にMATEX-ZEUS RALLY TEAMのシトロエンDS3 R3-MAXで参戦した新井大輝。スタートから一度も首位の座を譲ることなく、圧倒的な速さでJN5クラスを制してみせた。

2位以下に大差をつけた大輝だったが、今回はチーム初勝利を実現させるために、無理なアタックはしなかったという。

「もし自分で参戦していたら、全部攻めたくなっていたかもしれません。でも、チームのためにも絶対に勝ちたかったので、それが実現できてホッとしています。フィニッシュまでこのクルマを運ぶのが絶対命令でしたからね。こういったチャンスを与えて頂いたチームには感謝しています」と、大輝はフィニッシュポディウムで拳をつき上げた。

そして、今回のラリーはTOYOTA GAZOO Racingの若手育成プログラムで培ったペースノートの精度向上が、彼の課題となった。
「現段階で、僕のペースノートはまだまだ雑に作られている面があります。コ・ドライバーのグレン(マクニール)にも叱られっぱなしですし、そこが一番の課題ですね。ペースノートの精度としては80~90%といったところでしょうか。まだ満足できるレベルにはありません」

それでも最初のループと2回目のループでタイム差がなかったことから、ペースノートが確実に進化していることも実感したようだ。
「もっともっとペースノートと自分が持っているイメージを、洗練させていく必要があります。トップレベルで戦うにはイメージを作ることが重要です。ひとつのコーナーではなく、ステージ全体を通して、どこで稼いで、どこで抑えればいいのか……。さらに突き詰める必要がありますね。それでもフィンランドで学んできたことが、いいかたちで結果に残せたのは良かったです」

大輝は最終戦新城ラリーでも、シトロエンDS3 R3-MAXでの参戦が決まっている。



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