ERCズリン:コペッキーとルキヤナクが0.5秒差の激戦、GT86 CS-R3がERC3で好走 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

ERCズリン:コペッキーとルキヤナクが0.5秒差の激戦、GT86 CS-R3がERC3で好走

©ERC/ Jorge Cunha / DPPI

ERC第8戦チェコ・ラリー・ズリン(ターマック)は8月26日、チェコ共和国のズリンで開幕。レグ1は9SS・127.74kmのステージで争われた。この日を終えて地元強豪のヤン・コペッキー(シュコダ・ファビアR5)が首位に立ったが、アレクセイ・ルキヤナク(フォード・フィエスタR5)も0.5秒の僅差に続く激戦となっている。

一方、前戦のポーランドで今季初勝利を挙げた選手権リーダーのカエタン・カエタノビッチ(フィエスタR5)は、エンジントラブルにより、SS4へのリエゾンでデイリタイアを決めている。

シュコダ・モータースポーツのお膝元で、ワークスドライバーとして登場したコペッキーは、2013年のERCチャンピオン。今季はチェコ選手権でここまで4戦4勝と絶好調だ。そのコペッキーは、26日にセレモニアルスタートに続いてズリン市内で行われた市街地ステージを制し、27日に本格的な競技が始まってからもステージウィンを連発した。

ERC/ Jorge Cunha / DPPI

ERC/ Jorge Cunha / DPPI

しかし、ルキヤナクも猛プッシュを続け、SS5でコペッキーの連続ベストを阻止。イベント最長の22.22kmステージのリピートとなるSS7でもステージウィンを獲得し、コペッキーとの差を2.1秒にまで詰めてきた。SS8でさらにベストタイムを重ね、ルキヤナクはついに首位浮上。しかし、この日最後のステージでコペッキーが反撃に転じ、首位を取り返すというスリリングな激戦が展開された。

ルキヤナクとの接戦について「このラリーで、こんなに速く走ったことはない」と語るコペッキーは、過去、このズリンを4回制している。「クレイジーな戦い。信じられないよ。素晴らしい走りをしてくれているこのマシンに、感謝しなくちゃいけないね」

ミシュランを履くコペッキーに対し、ルキヤナクはピレリと、ヨーロッパ屈指のターマック戦はタイヤ対決ともなっている。コペッキーとルキヤナクが白熱の激戦を展開する一方で、3位以下とは大差が広がり、ブライアン・ブフィエ(シトロエンDS3 R5)は地元のジェミニ・クリニック・ラリーチームから今季3回目のERC参戦を果たしたが、トップ2とは1分の差がついている。

今季APRCにも参戦しているファビアン・クレイム(ファビアR5)は、ERC初挑戦。慎重な滑り出しを見せたが、午後にはペースアップしで総合7位で初日を終えている。

ラトビアの新星、ラルフ・サーマキスは、資金調達に成功してこのズリンに参戦。アクロポリス、エストニアと今季2勝を収めているが、SS6でパンクを喫し2分以上のロス。サービスではギヤボックス交換も敢行したが、ここではタイムペナルティを受けずに作業を完了し、この日は14位で折り返した。

ERC/ Jorge Cunha / DPPI

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ERC2はジャコモ・スカットロン(三菱ランサーエボリューションⅨ)がトップ。ERC3は、初めてトヨタGT86 CS-R3で参戦しているルカ・ロセッティが部門3位と好走を見せている。「序盤はブレーキングポイントをつかむのに苦戦したけど、午後はよくなってきた。ロングステージのリピートではインターコムのトラブルで大量ロスを喫したので、明日はプッシュして取り戻したい」とロセッティ。

ERC/Gregory Lenormand / DPPI

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タイトル争いが佳境を迎えているERCジュニアでは、シリーズリーダーのクリス・イングラム(オペル・アダムR2)が、ERC3とともに首位に立っている。

ERC/Gregory Lenormand / DPPI

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レグ2は6SS・102.2kmのステージが設定されている。

ラリーズリン:レグ1結果
1 J.コペッキー(シュコダ・ファビアR5) 1:10:44.0
2 A.ルキヤナク(フォード・フィエスタR5) +0.5
3 B.ブフィエ(シトロエンDS3 R5) +1:00.2
4 T.コストカ(シュコダ・ファビアR5) +1:08.1
5 J.タラバス(シュコダ・ファビアR5) +1:32.5
6 J.チェルニー(シュコダ・ファビアR5) +1:34.2
7 F.クレイム(シュコダ・ファビアR5) +1:54.6
8 P.ボルセク(シュコダ・ファビアR5) +2:34.3

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